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2023.09.26

リノベーション工事中に気をつけたい事5選!

リノベーション工事中に気をつけたい事5選!

~この記事でわかること~

  • 想定外の工事を想定内にしよう!
  • 打ち合わせ内容はすぐ図面に反映!後で対応するときはリマインダー機能を活用!
  • 追加工事が発生することを考慮して予算を組もう
  • クレームが発生したときは即対応!スピードが大事

みなさんこんにちは!
前回の記事でリノベーションのよくある失敗談をご紹介しましたがいかがでしたか?何事にも楽観視せず、常に様々なトラブルの想定をしておくことで、リノベーションの失敗を防ぐ事ができます。
しかし、長年リノベーション工事に携わっている方ならともかく、リノベーション工事に携わってまもない方だと、どのようなトラブルが起きるのか想定のしようがないですよね。

そこで、今回はお客さまや近隣とトラブルにならないよう、「リノベーションの工事中に気をつけたいこと」をご紹介していきます!
ぜひ参考にしてください!!

解体後に想定外の工事が発生!

まず最初はリノベノシゴトの記事には何回も登場している、「解体後に想定外の工事が発生した」という内容です。
リノベーションには想定外の工事はつきものです。特に解体後には現地調査時には分からなかった事も出てきます。

想定外の工事とは具体的には、
•解体できない壁があった(躯体、ブロック塀、梁など)
•アスベスト含有建材が発見された
•吹付の断熱材が入っていた
•直張りのクロスが綺麗に剥がれなかった
などがあります。

何回かマンションリノベーションを経験していくと上記内容も想定の上で打ち合わせを進める事ができますが、経験が浅いと、まさかこんな事が起こるなんて。となってしまいます。
なるべく現地調査時にトラブルが発生しそうな箇所についてはチェックし、前もってお客さまに説明することが大事ですが、経験が浅い方の場合どこをチェックしてよいのか分らないと思うので、まずは先輩に確認ししながら進めていくと良いでしょう。

また、リノベノシゴトの過去の記事で、上記の対応方法や確認方法を記した記事があるので、是非参考にしてください。
・リノベ解体で「コンクリートブロック壁」が見つかったら?
・アスベスト含有建材の確認方法・レベル別撤去方法について
・中古マンション、断熱材は入ってる?「3つの確認方法」
・【リノベ解体工事トラブル】躯体が汚い…吹付け断熱材が…躯体現しが出来ないかも!?

打ち合わせ内容が図面に反映されていなかった

次は「打ち合わせ内容が図面に反映されておらず、工事をやり直さなくてはいけなくなってしまった。」という内容です。
リノベーションでは着工後にもお客さまと打ち合わせを行うことがよくあります。
また着工時にリノベーションの内容が全て決まっていれば良いのですが、内装関係など全て決まらぬまま着工することもあります。
同時に何件ものリノベーションの案件を進めていると、着工後の変更内容や未決定事項を見落としてしまうこともしばしば、、、。そのまま進めると、工事の段取りや内容に影響してしまいます。職人さんから電話がかかってきて、慌ててお客さまに確認したりなど、みなさんもこのような経験ありませんか?

このミスを防ぐためには以下の4点を行ってみてください。

1.毎回議事録をしっかり書き、最後に読み合わせをする。
まずは打ち合わせ内容をしっかり議事録に残しましょう。またチェック項目を設け、図面に反映したらチェックするようにすると、図面に反映し忘れる事が少なくなります。

2.打ち合わせ時に前回の打ち合わせ内容の復習をする。
これは前回の議事録を読み上げ、内容が図面や見積りなどに反映されているかお客さまと確認を行います。これをする事で反映ミスや反映漏れを防ぐ事ができます。
お客さまに変更図面を渡しただけではお客さまもどこが変更になっているか分からないので、変更箇所は赤にしておくなどわかりやすくしておくと親切です。

3.着工後の打ち合わせはすぐ現場に伝える。
着工後にお客さまから変更の連絡が来ることもよくあります。外出中にお客さまから電話がかかってきて、会社に戻ってきてから対応しようと思っていると対応するのを忘れがちです。(筆者もよく忘れてしまっていました・・・)
なので、できる限りすぐ対応しましょう。現場への伝達が口頭のみだと認識の相違がある場合があるので、電話のような口頭に加え、メールやチャットなど書面で残すといいでしょう。
会社に戻らないとできないような作業の場合は、会社に戻る頃合いを見計らってリマインダーをかけておくと安心です。

4.未決定事項は決定期限を決める。
壁紙の色や床材などは未決定事項になりがちです。あとで焦らないように決定期限を決めて、計画的に打ち合わせを行いましょう。また、決定期限はお客さまと共有しましょう。こちらもリマインダーをかけたりスケジュール帳に書いておくと忘れにくいです。

工事の音がうるさいというクレームを受けた

これも工事中によくあるトラブルの一つで「工事の音がうるさい!」という内容です。
騒音が出てしまうのは仕方がない事なのですが、事前の対応でトラブルを回避できる事もあります。

着工前の対応としては、
1.近隣挨拶はしっかりと行いましょう。
近隣挨拶の際には特に大きな音が出る時期について説明しましょう。解体工事時や軸組工事の時には大きな音が出やすいです。
また、もし工事中に近隣の方に会うことがあれば必ず挨拶をしましょう。

2.管理人さんにも工事音が出ることを説明しましょう。
管理人さんにも特に大きな音が出る時期について説明して理解を得ておいた方が工事はやりやすいです。
現場に足を運ぶ際はその都度管理人さんに挨拶を行い、迷惑をかけている事がないかなどを確認し、気配りを心がけてください。

3.工事時間は厳守しましょう。
夜遅くまで工事を行っていると近隣の方に迷惑が掛かります。工事時間は厳守しましょう。

どうしても騒音トラブルが解決しない場合は工務店さんと相談し、施工方法を変えて工事の音をあまり出さない工法にするという方法もあります。ただし、工期や金額が変更となる場合があるので、お客さまへの相談も必要です。
特定の近隣からの騒音クレームであれば、工事期間中はホテルを用意し、工事音がうるさい期間だけそちらに移動してもらう場合もあります。この場合も追加で費用が発生するので、お客さまと相談が必要となります。

▼こちらの記事も参考にしてください!
リノベ工事中の近隣クレームはこう対応する【みんなの失敗談】

追加工事に伴い、費用が増えてしまった。

リノベーションのローンはどのような種類があるのか説明していきます。 リノベーション費用を借入する時には大きく分けて「住宅ローン」と「リフォームローン」の2種類があります。

次の内容は費用関係です。

1番最初にも説明したように、リノベーションでは予期せぬ事が発生しがちです。工事費用を予算ギリギリで組んでしまうと追加工事の費用が捻出できません。その為、工事予算は万が一の場合に備えて余裕を持って設定しましょう。
特にワンストップでリノベーションを行う予定の場合は、住宅ローンにリノベーション費用も含めるお客さまが多いです。ローンの予定金額を超えてしまうと、再度ローンの審査が必要となってきます。あらかじめ予算を多めに設定し、ローンの審査を受ける事は可能なので、リノベーション費用を住宅ローンに組み込む予定の場合は工事中の追加費用も踏まえて、多めの金額でローンの審査をする事をおすすめします。

また、着工前の打ち合わせの際にも、追加工事が発生する可能性がある事を伝えておきましょう。あらかじめどのような追加工事が発生しそうか、またその場合の追加費用はいくらかをお客さまに伝えておくと、追加工事が発生した場合でも、スムーズに打ち合わせが進む場合が多いです。

なお、リノベーション後に家具や家電を購入するお客さまもいるので、予算組をする際はリノベーション費用だけでなく引っ越し費用や家具家電の購入も含めて予算組を行いましょう。

共有部分を汚してしまった。

これもマンションリノベーションのあるあるといえばあるあるなのですが・・・気を付けていれば防ぐこともできます。
まず第一にマンションは大勢の人が住んでいて、共用部分はみんなのものという認識をしましょう。
その上で気をつけるべきポイントとしては、
1.搬入経路の養生は必ず行う。
廊下が狭かったり、大きな物を運ぶ場合は壁も養生しましょう。また、エントランスのドアやエレベーター内も養生しましょう。
養生を終えたら管理人さんに過不足がないか確認してもらった方が安心です。

2.養生が剥がれていたりぼろぼろになっていたら取り替える。
養生がボロボロだとマンションの住人は不快に感じます。お互いに気持ちよく工事を進めることができるよう、養生であっても常にきれいに保つよう心がけましょう。

3.汚してしまった箇所は速やかに清掃する。
共有部分が汚いと連絡を受けたら速やかに現場に駆けつけ、汚してしまった箇所の清掃を行いましょう。トラブルが起きた時は即対応が基本です。
当日中に落ちない汚れは、清掃の段取りを行い、いつ清掃に入るのか管理人さんに報告しましょう。

▼こちらの記事で詳しく紹介しているので、参考にしてください。
【みんなの失敗談/番外編】「共有部分が汚い!」そんな時のトラブル対応方法は!?

まとめ

今回は工事中に気を付けたいことをご紹介しましたがいかがでしたか?工事中は自分が近隣や管理人さんの立場だったらどう感じるかを考えながら行動しましょう。
また、リノベーションの工事中は今回ご紹介した内容以外にも注意すべき点は他にも沢山あります。
リノベーションの経験が浅い方は今回の内容は完璧にしつつ、先輩方に細かく確認しながら工事を進めていってください。

▼関連記事はこちら
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