リノベ業界の新着情報配信中

 
閉じる
  • facebook
  • twitter
2021.02.01

【クレーム体験談】共有部廊下に養生したのにクレーム??

この記事のポイント!

  • 共有部の養生に関するクレームは対応スピードが大事!
  • 養生は固定してズレないように!
  • 養生が劣化・剥がれやすい床は定期的にチェック!
  • 養生のテープ跡が付いてもNG。養生テープの種類(粘度)に気を付けて

出来れば回避したい『クレーム』。

今回も、貴重なリノベーションの先輩設計者の実体験を元に起こりやすいクレームと対策などをみていきましょう。
テキストなどには載っていない、実践の裏側なので是非 “リノベノシゴト” に活かしていただけたらと思います!

共有部廊下の養生に躓いて転びそうになった!怪我をしたらどうしてくれるんだ!!

工事中のある日、マンションの住人から次のようなクレームの電話が掛かってきました。

 

「廊下の養生に躓いて転びそうになった!転んで怪我をしたらどうしてくれるんだ!!」
現場に見に行くと、エントランスからEV前までの床の養生シートを留めていたテープが一部剥がれていました。

マンションリノベーションは住人がマンションの共用部を行き来する中で工事を進めますので、工事に伴う資材や機材のマンション内の搬入出ルートには必ず共用部を保護するためにで養生を行います。

しかし、人の行き来も多い共有部の養生は、日数が経つと剥がれたり劣化しクレームに繋がることがあります。
共有部の養生が適切な状態でなかったり、危険な状態の場合は早急に対応が必要になります。

では対応方法や予防策をみていきましょう!

クレームにどう対応したらいい?

今回のような場合は対応のスピードが重要になります。
対応内容はクレームになっている箇所を直すことで単純なので、スピードを意識しましょう!具体的な流れは以下です。

1. 状況確認 → 謝罪

実際に養生がどのような状況か確認しましょう!
クレームの内容に間違いが無く、養生に不備があった場合は直ぐに謝罪に行くことをオススメします。
※判断がつかない場合は必ず上司に相談して下さい。

2. 現場側に早急に養生を直すように指示 → 実行・確認

①と②は状況やタイミングによって同時進行になる可能性もあります。

①の状況確認の際に以下等を協議し、出来ればその日のうちに対処してもらいましょう。

  • 「何故クレームになる状況になってしまったのか?」
  • 「養生の仕方や養生材に問題はなかったか?」
  • 「改善する為にどうしたら良いか?」

住人の方が転倒する恐れなど危険が生じる場合や、共有部を利用するのに支障がある場合は、一旦、養生を撤去するのも一つです。

3. 上司に報告

クレームが発生・処理した際は報告をするかと思いますので、今回も同様です。

予防策ってあるの?

共有部の養生に対するクレームは予防できるポイントがいくつかあると思います。
その為、以下の対策を行いましょう!

1. 適切な養生をする

「必要な場所に」「適した養生材で」「しっかりと設置する」ことが大前提です。

そもそも、適切な養生ができていない場合は、現場側へ指摘し直させて下さい!


また、最初から養生材が固定されていなかったら話にならないですよね。
養生テープも粘度が様々な種類があるので、設置場所によって使い分けるとベストです。

2. 特に床の養生劣化に注意

想像は付くと思いますが、共有部の養生で一番劣化・剥がれやすいのが床の養生です!

工事期間中、養生をしたままにする現場は、現場に行く際には必ずチェックをして下さい。

  • 養生が剥がれている場所,剥がれそうな場所がないか
  • 養生材が劣化してボロボロになっていないか
  • 固定している養生テープがしっかり留まっているか
  • 滑りそうな場所,躓きそうな場所はないか

クレームとして言われる前に気づけるように意識してみて下さい!

類似のクレームってある?

共用部の養生に関してクレームになりやすい例として、養生の剥がれ以外にもいくつかありますので挙げてみたいと思います。

  • 養生の範囲が満たされていない(EV内の壁の一部が養生されていない / 廊下の途中までしかされていない)
  • 雨などで濡れて滑りやすい(養生の素材に注意)
  • 養生が劣化し、劣化クズや埃などが出て汚い
  • EV内の非常ボタンなどが押せない
  • EV内の鏡も養生して欲しい or 鏡は養生しないで欲しい
  • 養生を撤去した際にテープ跡が残っている

共有部の養生に関しては、養生の仕方と定期的なチェックでかなり予防ができるかと思います。

万が一、住人の方などが養生の不備で転んだり怪我をしてしまっては大変です。
そうなる前にできることをして、しっかり予防をしておきましょう!