リノベ業界の新着情報配信中

  • instagram
 
閉じる
  • facebook
  • twitter
2020.12.21

アスベスト含有建材が使われていたら何をしないといけない??

この記事のポイント!

  • アスベストは発じん性によってレベルがある!
  • 対応方法は2択〜基本は撤去〜
  • レベル3の撤去は解体費(処分費)がかかる
  • 囲い込みは間取りに制限あり?
  • 補助金制度の確認を忘れずに!

今回は既存住戸にアスベスト含有建材が使われていた場合の具体的な話しをしていきたいと思います。
実際、マンションリノベの計画にどんな影響が出るのか・どのような対応が必要かをみていきましょう!

アスベストのレベルが重要?

まず、アスベストは『発じん性=飛散性 (粉塵の発生のしやすさ) 』によって3つのレベルに分類されます。

 

アスベスト=石綿は天然の鉱物繊維で自然界にも存在し、そこにあること自体が直ちに問題なのではなく、「飛散すること」「吸い込むこと」が問題になるのです!

使用されていたアスベスト含有建材のレベルによって対処方法・費用がかなり異なってきます。

 

マンションリノベで主に関係するのが「レベル1」と「レベル3」です。

引用:引用元:厚生労働省・国土交通省・環境省HP

アスベスト含有建材があった場合の対応は、2択?

アスベスト含有建材があった場合の対応は2択です!

そのままということはまず有り得ません。
撤去を勧めるのが大前提ですが、撤去以外の方法もみておきましょう。

撤去・撤去をすればアスベストによる間取りの制限は受けない。
・通常の解体とはプラスで費用(時間)がかかる。
・レベル1と3では撤去方法や費用、流れが大きく異なる。
囲い込み・アスベストが吹付けられている天井(壁)を、板材等で覆いアスベストの飛散防止措置を行う工法
・間取りに制約が出る。

レベル3の撤去はどうするの?

発じん性が比較的低い『レベル3』の撤去についてみていきましょう。

処分費が通常よりプラスにかかりますが、工期や届出などそれ以外の影響があまり出ないので、レベル3であれば囲い込みをする方が大変です。

届出現時点では労基署や都道府県への届出不要
※2022年4月1日以降届出義務
撤去方法通常解体と同様に手作業
※建材の湿潤化・分別が必要
撤去費廃棄物処理法に基づき、他の廃棄物とは分別して処理
→通常の解体より費用アップ
作業員服装全面形防塵マスクなど呼吸用保護具の着用
周囲への対策注意喚起は必要だが、隔離養生は必要なし
撤去業者他に解体がある場合は解体業者

レベル1の撤去は?

いよいよ問題の『レベル1』の撤去ですが…
イメージがつかないと思うので、まずはイラストと写真を見ていただきましょう!

引用:国土交通省パンフレット

引用:建設副産物リサイクル広報推進会議

これを見ていただければ、レベル1の撤去はとりあえず大事だなということは感じていただけるかと思います。
それくらい、飛散性のあるアスベスト含有吹付け材は危険と言うことです!

撤去業者アスベスト撤去専門業者
届出各種届出が必須!
※届出によっては撤去作業14日前までに提出
工期届出やアスベスト撤去作業に、
通常リノベより+1ヶ月以上工事がかかる可能性がある
撤去費通常の解体とは別に費用発生
※規模・間取り・依頼内容にもよるが100万円〜300万円かかることもざら
周囲への対策当該マンション以外にも広域な周囲に掲示(配布)

囲い込み工法って?

引用:国土交通省

囲い込みを選択することはほとんどないかと思いますが、もう少し説明をしておきます。

【レベル1での比較】

<囲い込み> <撤去>
残しアスベスト建材除去
短い工期のズレ長い
抑えられる費用高い
受ける間取りへの制約受けない

健康への影響もですが、間取りへの制約を受ける点でもオススメはしないです。

 

囲い込みで「アスベストに触れず、振動等による飛散の恐れのない作業」で完結できる場合は、届出は不要。(特定粉じん排出等作業に該当しない)
※作業内容について各行政に事前に相談するのも一つ。

補助金制度って知ってた?

アスベストの調査・撤去に対して支援・補助金制度があります。
対象になるのかも含め事前に各地方公共団体に確認をして下さい!

 

アスベストにかかる費用はお客様にとって負担になります。

 

持ち家の場合や設計施工のみを行う会社の場合は別ですが、前任者が別にいてアスベストの説明をしていない場合は、想定外の出費になり最悪の場合クレームになりかねない内容です。
社内に前任者がいる場合は、引き継ぎ時にアスベストの話しをしているか・どのように説明しているか必ず確認して下さい!

 

そして、お客様がアスベストのことを知っていたとしても、又、前任者が説明をしていたとしても、必ず自分が関わる最初の打ち合わせ時に説明をするようにしましょう!