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2021.01.14

分電盤の見方をマスターしよう!

〜この記事でわかること〜

  • 分電盤=電気を分配する装置
  • 契約電力容量が分かる『サービスブレーカー』
  • 個々の配線を制御する『安全ブレーカー』
  • 感電や電気系統による火災を予防する『漏電ブレーカー』
  • 200Vの配線が取れない住戸もあるので要注意!

どの住戸にも必ずある『分電盤』、一般的にはブレーカーと言う方もいらっしゃるかと思います。
目にしたことはあっても、触ったりじっくり見ることはない存在かと思います。

そんな『分電盤』には、実はその家の電気情報が詰まっているんです。

マンションリノベでは現地調査の際には必ずチェックをするので、今回は分電盤の見方をマスターできるようにしましょう!

分電盤とは?

分電盤は各コンセントや照明へ電気を分配するための装置です。
また、使い過ぎや漏電を予防する機能もあり、電気を安全に使う役目もあります。

 

箱型(現在は蓋付が主流)で覆われている分電盤(ブレーカーボックス)ですが、その中には配線がたくさん接続されています。

 

配線を見て判断することも出来ますが、まずは分電盤を読み解く3つのブレーカーを覚えましょう!
①サービスブレーカー
②安全ブレーカー
③漏電ブレーカー

契約している電気量が分かる?

『サービスブレーカー(契約ブレーカー)』= アンペアブレーカー ,電流制限器,リミッター

 

電力会社との契約容量の電流制限器(リミッター)になり、この契約容量以上の電気が流れると自動的に電気が止まる仕組みになっています。

 

これが「ブレーカーが落ちる」ということです。

※スマートメーターで契約している場合は、サービスブレーカーがない場合があります。

 

一般家庭では30A / 40Aが主流です。

契約アンペア数によってブレーカーの色が決まっているので分かりやすいかと思います。
(電力会社によって色は異なります)

例:東京電力
⬛︎ 黄色 → 20A
⬛︎ 緑色 → 30A
⬛︎ 灰色 → 40A
⬛︎ 茶色 → 50A
⬛︎ 紫色 → 60A

配線の電気量をチェックしてる?

『安全ブレーカー (子ブレーカー)』 = 配線用遮断器

 

安全に電気を送るために、各部屋のコンセント・照明などいくつかに回路を分けて配線をします。
(許容電流は一般的に20Aが多い)

『安全ブレーカー』はそれぞれの配線毎に、安全範囲の電気量を超えて使用した場合に電気を遮断し、配線を守るブレーカーです。


専用回路配線
大きい電気を使うエアコンや電子レンジ・洗濯機・ドライヤー・IH・食洗機・浴室乾燥機などは専用回路配線=他のコンセント・照明と一緒にせず単独で配線にするのが一般的です。

 

その他、お客様が電気容量の大きな電化製品や楽器などを使用する場合も、使用するコンセント等を専用回路配線にした方がよいか検討しましょう!

 

専用回路配線にする箇所は電気配線図にも記載しておくことをオススメします。

漏電も感知できるって本当?

『漏電ブレーカー (メインブレーカー)』= 漏電遮断器

 

電気の使用総量が規定を超えると遮断され、且つ、配線や電気器具の漏電を感知して遮断する装置です。

簡単にいうと、安全ブレーカーの機能+漏電の恐れを感知する機能が漏電ブレーカーです。

 

  • 安全ブレーカー:各配線の電気量の制御
  • 漏電ブレーカー:家全体の総電気量の制御+漏電の感知

 

漏電は感電や火災に繋がることもあるので、安全に暮らすためにとても大切な機能なんです。

 

ちなみに…
漏電ブレーカーが遮断された場合は、漏電の可能性もあるということなので、必要に応じて専門の電気業者に見てもらわないといけません。

200Vを使えない場合もある!?

実は古いマンション(住戸)によっては、200Vに対応しておらず100Vしか使用出来ない場合もあるんです!

※大元の1次側の配線を引き直す、マンション全体の大掛かりな工事が必要になり専有部分での工事では対応が難しい内容です。


【200Vが使えるかの見分け方】
既存の分電盤のサービスブレーカー(もしくは漏電ブレーカー)に接続されている線の本数によって決まります。
サービスブレーカーや漏電ブレーカーに下記の記載がないか探してみてください!

 

  • 『単相3線』:赤・白・黒の3本線 ➡︎ 200Vも使用可
  • 『単相2線』:白・黒の2本線 ➡︎ 100Vのみ。200V使用不可。
    ※確実に判断したい場合は電気業者に事前に見てもらいましょう。

 

現地調査の際にしっかり確認しておきましょう!!
『単相2線』は200Vの機器が使えないので、200V対応のIH・食洗機・浴室乾燥機・間取り変更でオープンなLDKにした際のエアコンなどは設置できないことになります。

竣工図にも記載がある場合もあるので、現地調査では電気関係の図面にも一通り目を通しておきましょう!

 

また、現地調査の際は分電盤の写真は必ず撮りましょう!
後々再確認をする際や、先輩へ質問する際に判断しやすいように、数字や文字がはっきりと読めるように撮るとさらに良いです。