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2022.08.06

分電盤の移設はできる?できない?リノベ工事時の不安にお答え!

分電盤の移設はできる?できない?リノベ工事時の不安にお答え!

この記事のポイント!

  • リノベ工事では、配線を新しくして分電盤を新設
  • 既存の設置場所から大きな位置変更は難しい!
  • 新しい分電盤の蓋とサイズには注意!
  • 電気容量を上げる時は事前に確認を!

先日、「分電盤の見方」の記事を書きましたが、今回は「マンションリノベでの分電盤の移設工事」についてを中心にご紹介をしていきたいと思います。

 

分電盤の箱(外側)を新しくすれば大丈夫だろう…….?

 

と思っていた方も多いかと思います。ぜひ、最後までしっかり読んでみて下さい。
これを機に、分電盤の移設時に注意すべきポイントも合わせてしっかりと確認していきましょう!

 

前回記事はこちら▼
【マンションリノベ基礎知識】分電盤の確認方法はこう!

 

分電盤に関する工事って何するの?

リノベーションで分電盤の移設に関わるってくるのは「電気工事」です。

マンションリノベでは間取りの変更や照明・設備機器の新設を計画することがほとんどかと思います。そうなると、当然、配線も新設し分電盤も新しく設置し直します。ですので、下記の2点が分電盤に関するリノベ工事となります。

 

『配線・分配を新しくする』

『配線をまとめて制御する分電盤を新しくする』

 

分電盤を新設する際の注意点がいくつかあるので、次章以降で確認していきましょう!

 

分電盤は何処にでも設置は出来ない!?

《間取り変更に伴う分電盤の設置場所に注意》

リノベーションで間取りを変更する場合、それに伴って分電盤の位置が変わるかと思います。
さて皆さん、分電盤は何処にでも移設できると思いますか?

 

答えはNo! です。
分電盤は基本的に大きく移動出来ません!!

 


【理由】
分電盤は大元の1次配線と繋がっていて、その1次配線の長さを延長することは出来ないので、既存の分電盤の位置から大きく動かすことが出来ないんです。

 

【ポイント】
恐らく、既存の分電盤は玄関や洗面脱衣室・トイレ・キッチンなどにあることが多いかと思います。
間取りを考える時に分電盤の位置も意識できればベストですが、電気配線図を計画する時は既存の位置も考慮して分電盤の位置を決めましょう!


分電盤設置スペースは大丈夫?

現在各メーカーから出ている分電盤は蓋付のものが主流です。
また、サイズも昔のものより大きい場合もあります。

分電盤の設置スペースにも注意が必要です!

《蓋は開けられないと意味がない》

分電盤の前には棚や照明・扉など、蓋が干渉するものは設けないで下さい。ブレーカーが落ちた際やメンテナンス時に蓋が開けられないのでは意味がないですよね。

 

《分電盤のサイズにも注意》

メーカーや電気容量・回線数によっては分電盤のサイズが異なるので、分電盤が入らないなんてことがないようにに注意しましょう!扉の上部など限られたスペースに設置する場合は、余裕をみて計画しましょう。

 

電気容量変更ってどういうこと?

IH・食洗機・浴室乾燥機・洗濯機・オーブンレンジをはじめ、昔は普及していなかった機器や使用電力が大きな家電を設置することが増えました。それに伴い、家庭での電気の使用量も増えてきています。

⬇︎

「できれば、電気容量=アンペアを増やしたい」と思いますが、実は電気容量を増やすのは容易ではないんです。クリアしないといけない条件があるので必ず確認して下さい!

条件理由確認方法
①そもそも容量アップができるマンションなのか?マンションは建物全体の電気供給量が決まっていて、それを平等に各住居へ分配しています。
その為、そもそもマンションの供給量に余裕がないとアップすることは不可能です。
・管理規約(使用細則)や物件契約書類などの記載
・管理会社や管理人
・マンション管轄地域の電力会社
②マンションルール (管理規約)で規制はないか?全住戸で電気容量を増やすとマンションの供給量を超える可能性があります。
その為、上限や増量条件(申請や承認が必要等)がある場合があります。
・管理規約(使用細則)や物件契約書類などの記載
・管理会社や管理人

2つの条件がクリア出来ないと電気容量のアップは難しくなります。条件をクリアできないマンションも結構多いですが、勝手に容量を上げるのはNGなので、お客様にもしっかり説明をしてご理解いただきましょう!

《容量変更ができる場合の注意点》
・アンペアブレーカーの交換が必要
・基本料金もアップ

 

工事中にブレーカーを落とせない!?

実は、工事中に漏電ブレーカー(メインブレーカー)を切ってはいけない場合があるのですが、分かりますか?

それは…
「連動式防災機器(火災報知器・警報機など)が設置されている場合」です。

防災システムによりますが、ブレーカーを切ると警報がなったり、防災センターに連絡が行ったりする場合があります。そうなると近隣の方に迷惑がかかったり、解除するのに専門業者の作業が必要になります。

着工前には必ず管理会社や管理人に確認し、ブレーカーを切ってはいけない場合は、現場側(工務店)にも共有して誤作動を起こさないようにしましょう!

 

マンションリノベならではのポイントを挙げてみましたがいかがでしたか?

ここには挙げていないことも実践では出てくるかと思います。
しかも電気配線は基本、床・壁・天井に隠蔽されるので後からやり直しが利きません。

経験豊富な先輩や電気のプロ(電気工事業者)に聞いて、早めに確認・解決することを心掛けましょう!

 

 

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