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2023.12.06

スイッチの種類、設置場所やおすすめスイッチなどスイッチについて徹底解説!

スイッチの種類、設置場所やおすすめスイッチなどスイッチについて徹底解説!

~この記事でわかること~

  • 用途に合わせたスイッチを選ぼう。
  • スイッチの位置を考える時には家具やドアの開き勝手に要注意!
  • 使う人の動線を考えてスイッチの位置を決めよう。
  • 空間の雰囲気に合ったスイッチを選ぼう。

みなさんこんにちは!
前回、前々回に渡って「コンセント」、「照明器具」についてご紹介してきましたがいかがでしたか?
今回は電気配線計画をしていくうえで忘れてはいけない「スイッチ」について解説していきたいと思います。コンセントや照明器具に比べて存在は地味かもしれませんが、スイッチの設置場所次第で使い勝手が大きく異なります。また、スイッチのデザインはお部屋の雰囲気にも影響します。
「スイッチ」について最後まで読んでいただけると嬉しいです!

スイッチの種類について学ぼう

まずは「スイッチの種類」について紹介していきます。

【スイッチの種類】
1.片切スイッチ(ワイドスイッチ/タンブラスイッチ)

1番一般的なスイッチで、1カ所のスイッチで「入り」「切り」をします。

引用:Panasonic

2.3路スイッチ

引用:Panasonic

1つの回線に対し2カ所のスイッチで「入り」「切り」をします。1カ所の照明を2カ所以上で操作する事ができます。

3.調光スイッチ

照明の明るさを調節できるスイッチです。調光できる照明器具にのみ対応しています。最近では調光だけでなく調色できる機能の付いたスイッチもあります。

4.パイロットスイッチ

引用:Panasonic

スイッチをONにすると赤いランプがついて、切り忘れを防ぐスイッチです。

5.ほたるスイッチ

OFFの時に緑のランプがつくスイッチです。暗い中でもスイッチの場所が分かるようにランプが付いており、トイレ、洗面所、階段に使用します。

6.センサースイッチ

人を感知して照明がつく仕組みのスイッチです。玄関や階段などに使用します。

7.屋外用スイッチ

引用:Panasonic

屋外でも使えるよう、カバーがついた防雨型のスイッチです。

どこにつけたらいいの?部屋ごとのおすすめのスイッチの位置とは?

では次にスイッチの位置についてどこにつけたら良いのかを以下の図面をもとに具体的に解説していきます。

◎玄関:玄関ドア横と廊下(リビング)でオンオフできるよう3路スイッチもしくは人感センサー
外から玄関に入ってすぐ電気をつけられるように玄関ドアの横に設置するか、もしくは両手がふさがっていても電気がつくように人感センサー付きがおすすめです。
また廊下を通ってリビングに行く際に玄関の照明を消すことができるよう、玄関と廊下(リビング)で3路スイッチにすると効率的です。

◎主寝室:寝室の入口と枕元でオンオフできるよう3路スイッチ
寝室に入ってすぐ電気がつけられるようドアの横に1つと、寝る時に枕元で電気を消すことができるように部屋の入口に1つ設置し、枕元と入口のスイッチで3路スイッチにすることをおすすめします。
もちろん図面のように片切スイッチにすることもあります。

◎リビング:リビングの入口
リビングに入ってすぐ電気がつけられるように、リビングドアの横に片切スイッチを設置することが多いです。
またリビングの電気を消すときはリビングから出る時なので、片切スイッチで良いかと思います。もし他にリビングへの出入口がある場合は3路や4路スイッチにした方が良いかもしれません。

◎ウォークインクローゼット:2か所の出入口でオンオフできるよう3路スイッチ
図面のように出入口が2か所ある場合はどちらからも照明のオンオフができるように3路スイッチの設置がおすすめです。

◎トイレ:照明と換気扇を連結
こちらの図面は違いますが、照明と換気扇のスイッチを一緒にし、電気と換気扇を同時に作動させるようにする場合もあります。

スイッチ設置の際に注意する点とは?

Point1 展開図も用意して考える

まずスイッチの位置を考える前に家具の位置を決めましょう。家具の位置を決めることで、スイッチが家具に干渉することを防ぎます。
また、扉の開き勝手にも配慮が必要です。扉とスイッチがぶつからないようにしましょう。
コンセントの位置の時と同様、図面に家具を落とし込んで、平面図だけでなく展開図も使用して考えると、家具や高さが分かりやすくなり上記のミスが減ります。

Point2 スイッチの高さを考慮する

引用:panasonic

スイッチの高さは基本的には110~120㎝ですが、高齢者に配慮をする場合は90~100㎝と少し低めに設定するのが良いでしょう。
なお、スイッチの高さに目安はありますが法令的な義務はありません。そのため、使用者が使いやすい高さに設置することが重要となります。
例えば、ベッドサイドにスイッチを設置する場合はベッドに横になりながらでも操作できる高さに設置することが大事になってきます。

Point3 使う人の動線を考える

先ほどおすすめの設置位置をご紹介しましたが、あくまでも一例となります。重要なポイントは使う人の動線を考えて必要な場所にスイッチを設置することです。そのため、スイッチ設置の打ち合わせを行う際はコンセントを考える時と同様お客さまの動線を細かくヒアリングしながら行いましょう。

Point4 スイッチボックスについて考える。

引用:tool box HP

壁を躯体現しにしたり躯体に直接塗装する場合は、壁の中にスイッチボックスを埋め込むことができないので、スイッチボックスが壁の外に出てきます。家具や家電に干渉しないよう気を付けてください。また、スイッチボックスも空間のデザインに上手く取り入れてみてください。

おすすめスイッチ6選!

最後におすすめのスイッチをご紹介していきます。

【NK SERIE/神保電器】

引用:神保電器 HP

無駄を省いたシンプルで直線的なデザインが特徴です。
ホワイトのスイッチだけでなく、グレーやブラックがあるのもコーディネートの幅が広がります。グレーはコンクリートの相性が良く、ブラックは濃い色の壁はもちろんのこと白系の壁のアクセントとしても使えます。
また、横に細長いタイプのスイッチもあり、キッチンカウンター等におすすめです。

詳細はこちらから▼
神保電器 HP

【EXTRA/Panasonic】

引用:Panasonic HP

こちらもデザインはシンプルですが、表面の質感とカラー展開が特徴的なスイッチです。
1枚の金属板をほぼ直角に成型し、表面をランダムに研磨することで味わい深い風合いを出しています。そのため、1枚1枚の色みや風合いも異なり、オンリーワンの住まいをつくるリノベーションと親和性も抜群!

詳細はこちらから▼
Panasonic HP

【アメリカンスイッチプレート/toolbox】

引用:tool box

100年以上の歴史があるアメリカのスイッチプレート。かわいらしいレトロな風合いが人気です。
プレート部分はプラスチック製のホワイトとスチール製のホワイト、ブラック、シルバーの4種類があり、スイッチ部分はホワイトとブラックの2色展開になっています。選ぶ組み合わせによって雰囲気が変わってきます。
コンセントとの組み合わせも可能!

詳細はこちらから▼
tool box HP

【真鍮プレート/AXCIS】

引用:AXCIS

こちらのスイッチはトグルスイッチと呼ばれるもので、元々は産業用機器類のスイッチとして使用されていたものです。元々産業用だったため、トグルスイッチは「インダストリアル」「メンズライク」というイメージがありますが、このトグルスイッチは真鍮でできているため上品ですよね。また、表面の真鍮の経年変化も楽しめます。
アンティーク調のお部屋によく合うスイッチです。

詳細はこちらから▼
AXCIS HP

【陶器スイッチ/tool box】

引用:tool box

先ほどと同じトグルスイッチですが、こちらはヨーロッパのヴィンテージアパートメントで見かけるようなアンティークな雰囲気のトグルスイッチです。
プレート部分は陶器でできており、プラスチックにはないツヤ感があります。丸くてコロンとしていてかわいらしい雰囲気。
ホワイトとブラウンの2色展開です。残念ながらこの形状のトグルスイッチは1連のみですが、お部屋のアクセントとして存在感を出してくれます。

詳細はこちらから▼
tool box HP

【セラミックプレートプッシュスイッチ/AXCIS】

引用:AXCIS

プッシュスイッチとはボタンを押すことでオンオフを切り替えるスイッチです。
レトロな風合いが魅力的なプッシュスイッチですが、現在では見かけることも少なくなってしまいました。
ブラックとホワイトの2色展開で4連まで対応しています。また、プレート部分が丸型のものもあり、そちらはより温もりのある印象。洗面所などにアクセントとしていかがでしょう。

詳細はこちらから▼
AXCIS HP

まとめ

今回は「スイッチ」についてご紹介しましたがいかがでしたか?
スイッチの位置を考える時は、そこで暮らす人の動線を細かくイメージして設置位置を考えましょう。

スイッチにも色々なデザインや色があります。また、スイッチとスイッチプレートを別々に選ぶこともできます。空間のテイストに合わせて選定しましょう。

スイッチは他のものに比べると小さい部材になりますが、空間のアクセントにもなります。機能性、デザイン性ともに上手く活用してみてください。

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