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2020.07.20

【7/20更新】ワークスペースを作るには?コロナの影響で、在宅ワークが増えている今だから知っておきたい、設計術

「デザインの始め方」とは?

いざ、リノベーションの設計をはじめようとしても何から手を動かし始めるんだろう?と漠然とした、不安を持っている方も多いのでは?

マンションリノベーションで住宅設計をしていた編集部メンバーにとっても大きな困り事だったデザインの始め方。要望により設計に特徴が出やすい内容を厳選し、何を考え始めないといけないかのTipsをお伝えします。

 

「在宅ワークしたいんですけど…」

ライフスタイルが多様化された現在、住まいに求めることも多種多様となってきています。

その中で特にマンションリノベーションはそのソリューションとして選ばれることが多く、住宅設計の中でも様々要望に当たり悩むことが多いです。

例えば…
「在宅ワークしたいんですけど…」

これを聞いた時、何を考え始めればいいでしょうか?
コロナの影響で働き方も大きくシフトしてきている今、住まいのワークスペースのニーズは高まり、提案する機会は増加傾向にあります。

実際「リクルート住まいカンパニー」の調査によると、会社員/公務員の47%がテレワークを実施しており、昨年11月調査時と比較すると30ポイントも増加した結果となり、今後(コロナ禍終息以降)もテレワークを行う場合、 約半数が間取り変更を希望しており、「仕事専用の小さな独立空間が欲しい」と答えた割合が最も高く、今後もリノベーションを希望される方の中でワークスペースのニーズはさらに上がっていくと思われます。

このようにはじめての要望とぶつかると、相当数の時間を割いて何から手を動かし始めればいいか考え、その先でリサーチを行ったことを今でも覚えています。

ここからは少しでもその工数を削減できるよう、何を考えるべきか、何を注意すべきかTipsをご紹介させていただきます。

①在宅ワークでどんな業務をするか確認

在宅ワークと聞いてコロナ騒動の前は、残った帰宅後や週末にする方が主だったかと思います。またはプライベートのちょっとしたPC作業を行うくらい。しかしながら、今では出社は週に1日程度で会議もオンライン開催するなど多種多様な働き方になってきています。
お客様が実際にどのような働き方、業務を在宅で行っているかをしっかり確認することが必要です。

②どんな設備を利用するか確認

業務の内容にもより設計の仕方が変わってくるのが設備です。パソコンだけなのか?その他の機器も必要であればそれらを配置する場も設けなければいけません。

また、物書きをするのであればデスクやカウンターの仕上げで古材など凹凸のある仕上げがあるといけませんし、デスクの奥行きの決定にも影響します。

③電気配線、LAN配線

こちらも業務の内容や機器により確認が必要な項目です。

例えば容量の大きいデータのやり取りをするのであれば有線のLANケーブルを予め引いておく必要があります。また、さらにケーブルのグレードもいくつか種類がありますので確認が必要です。(詳しくはこちら)

また、どんな機器があるか収納場所がどこかによりコンセントはいくつ必要でどこに設置するべきかが決まります。

しっかり①②の内容を確認した上で計画が必要です。

④個室 or オープン ??

業務の仕方が多様化している中で大きな影響が出てきているのが、クローズドな個室が必要かどうか。

急に在宅ワークとなり、テレビ会議をしている最中にお子さんに乱入されてしまうなどトラブルも増えています。やはり他のご家族やパートナーの方がいらっしゃる中でテレビ会議を行うなら個室はあった方が良いかもしれません。また、作業の集中のしやすい環境として個室をご希望される方もいらっしゃりますのでしっかり要望の確認が必要です。

⑤ライフステージの変化に対応

個室をつくると他のLDKなどの居室のスペースを圧迫することにも繋がります。この場合ライフステージに合わせた変化に対応できる設計も必要かもしれません。例えばお子さんの個室が必要になった場合、ワークスペースは子供部屋に変化させてLDKの一画で仕事ができるように予め設計しておくなども一つかもしれません。
それでも個室が必要であればWICなどの一部がデスクとしても利用できるエリアや環境を準備しておくのも手です。
さらに言うと、変化させないで個室をずっと確保できる広い面積の物件を買えるように、郊外の物件を購入することすらもコロナの影響で出てくるかもしれません。

デザインテクニックの紹介

では、ここからはデザインをする上でのテクニックをご紹介しようと思います。

室内窓

個室のワークスペース設計に落とし込む場合、特にマンションリノベーションは採光が取れない場合も出てくる可能性はあります。その場合、室内窓を設置し、採光を取り閉塞感を緩和しつつも、防音への配慮も可能になるかと思います。ガラスは厳密には音はほぼ通してしまいますがやはり無いよりは緩和されます。


参考事例:書斎に室内窓を設置した事例

LDKから距離を取る

個室として場所を取れなくても物理的に距離を取れば音の影響も受けづらくなります。例えば南側にLDKを設け、北側にワークスペースを取るのもありかと思います。例えばワンストップリノベーションを提供する「リノベる。」の「リノベる。東京 銀座・有楽町ショールーム」ではLDKと距離の置く玄関に併設する形でワークスペースを設置しているようです。


参考:「リノベる。東京 銀座・有楽町ショールーム」

ワークスペース+α

例えばWICにワークスペースを取ってみたり、廊下の一部に添えてみたりして場所をシェアすることにより空間を効率的に機能させる工夫をするとその分優先順位の高いLDKを広くすることにも可能かと思います。

参考事例:WICにワークスペースを設置した事例

参考事例:廊下にワークスペースを設置した事例

スマート電球

集中したいときの照明とリラックスしたいときの照明は違うものです。集中したいときは蛍光灯のような昼光色でリラックスしたい場合は黄色みがかった電球色が理想です。たとえば、LDKをワークスペースと併用する場合に切り替えるためわざわざ電球をはめ直す人はいないので、そんな時に役立つのがスマート電球です。
代表格のPhilips「 Hue」は2020年3月にはネット環境が整っていない場合であっても使えるBluetooth®接続対応製品も発売され、E26の口径の照明機器であればスマートフォンやスマートスピーカーで簡単に色や光のレベルの調整を行うことが可能になります。
注意点としては「E26」の口径の商品でないと設置ができないので、予め対応機器を選定してくことがおススメです。

引用:Philips Hue「ホワイトグラデーション シングルランプ」Bluetooth + Zigbee PRTIMESより。

椅子

以前とは違い、長時間リモートワークを実施すると見えてくることがあります。オフィスチェアの機能性の良さです。長時間座っていてもお尻や腰が痛くならずに住んでいるのはあのオフィスチェアのおかげです。ちょっとしたダイニングチェアを在宅ワーク時に利用すしているとどうしてもお尻や腰を痛めることに繋がってしまいます。しっかり機能的な椅子を提案しておきたいです。

老舗家具メーカーのHerman Miller社やVitra社の製品はデザイン性と機能性を両立しているオフィス家具を多く作っており、リノベーションの住空間にも相性の良い製品が多いです。

例えば、Herman Miller社のアーロンチェアは人間工学(エルゴノミクス)に基づいて設計された高機能ワークチェアで、世界で初めてメッシュを採用した椅子です。通気性や理想的な体重分散を実現したメッシュの張り地がお尻や腰にかかる負担を軽減し、腰痛を起こりにくくします。また、MoMAの永久コレクションに選定され、2011年にはグッドデザイン賞のロングライフデザイン賞も受賞しています。


参考:Herman Miller「アーロンチェア」

 

イメージ湧いてきましたか?

当然ながらこれ以外にも考えるべきことや、微調整している部分は大いにあります。
少しでも皆さんに役立ってば幸いです。

今後も、様々な「○○したいんですけど…」を掘り下げて見ようかと思います。是非お楽しみに。

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