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2023.05.21

必見!2023年人気の間取り7選!

必見!2023年人気の間取り7選!

~この記事でわかること~

  • 新型コロナウイルスの影響で人気の間取りも変化あり
  • メリハリをつけた空間提案をしよう
  • 家事動線は効率的に!
  • 収納はお客様のライフスタイルに合った収納方法が人気!

みなさん、こんにちは!
住宅の間取りは時代やライフスタイルの変化に合わせて常に変化していきました。
例えば40年前には現在のようなアイランドキッチンは普及しておらず、壁付けの独立した台所が主流でした。
近年は新型コロナウイルスの影響でおうちにいる時間が増え、住空間の重要さが見直された時期だったかと思います。
また共働き世帯の増加により、限られた時間を有効に使うための効率的な間取りのニーズが増えました。

ではここ数年はどのような間取りが人気になっているのでしょうか。
今回は人気の間取りをご紹介していきます!

 

全体的な間取り・コロナ関連編

【セカンド洗面台・玄関近くに洗面台】

新型コロナウイルスの影響で手洗い・うがいをする機会が増えました。それに伴い、間取りにも変化が。
おうちに帰ってきてすぐに手洗いができるよう、玄関近くに手洗いを設ける方が増加しました。また各住宅設備メーカーからも玄関や廊下に設置できるよう、コンパクトな洗面台がここ数年で続々と発売されています。例えば、LIXILからは「どこでも手洗」というコンパクトかつ空間に調和できるようなデザイン性も兼ね備えた洗面台が発売されています。
LIXIL | 洗面化粧室 | どこでも手洗

また、来客時に洗面台に案内するのは気が引けるという理由で玄関近くや廊下に洗面台を設ける方もいらっしゃいます。

▼こちらの記事も参考にしてください。

どこに置くのが正解?正しい洗面台の設置場所とは?

【回遊性のある間取り】

数年前から人気が高いのがこの回遊性のある間取りです。キッチン周り、家事動線、玄関周りを中心に回遊動線を希望するお客様が増えています。
例えば、キッチンから洗面台に直接行くことができ、洗面台から廊下を通ってまたキッチンに戻ってくることができる間取りや、玄関からウォークスルークローゼットを抜けて寝室に行くことができ、寝室から廊下を通り、玄関に戻ることができる間取りなど、回遊動線のパターンはお客様のライフスタイルにより様々です。
しかし、動線を作るため、部屋と部屋の間仕切り壁がなくなってしまったり、扉をつけなければいけなかったりデメリットも発生します。また、せっかく回遊動線を使っても結局使わなかったり・・・。という場合も。設計をする際はデメリットなどもきちんと説明し、お客様の生活動線をしっかり把握して提案しましょう。
DINKSや共働き世帯が増えたからか以前に比べ、生活動線に合わせた効率的な間取りを希望する方が増えています。

【ワーキングスペース】

こちらも新型コロナウイルスの影響で取り入れる方が増えた空間の一つです。もちろん以前よりLDKの一部に設ける書斎コーナーは人気でしたが、新型コロナウイルスの影響で在宅ワークをする方が増え、おうちの中に仕事に集中できる環境を求める方が増えました。
現在は在宅ワークから出社に戻っている方もいるかと思いますが、それでもなおワーキングスペースのようなパソコンや仕事ができるスペースは求められています。
ワーキングスペースを作る際には、そこでどのような作業をするのか(パソコンだけか頻繁にテレビ会議もするのか等)を把握して設計を行いましょう。

▼こちらの記事も参考にしてください。
ワークスペースを作るには?コロナの影響で、在宅ワークが増えている今だから知っておきたい、設計術
ワークスペースのアイデア15選

【広々としたLDK 】


新型コロナウイルスの影響でおうちにいる時間が増え、住空間を快適に自分らしく過ごす事に意識が向くようになりました。
その結果、滞在時間の短い寝室のような個室は最小限のスペースにし、滞在時間の長いLDKは広々とした空間にするなど、空間の広さにメリハリをつける方が多くなりました。
LDKの中でもキッチンは効率性を考慮した回遊性のあるオープンキッチンが人気です。また、リビングの一角にデスクスペースを設け、子供の勉強やパソコン作業を行う空間のニーズも増えています。

 

クローゼット・収納関連の間取り編

間取りを考える上で意外と重要なのが収納です。
設置場所が生活動線に合ってないと、せっかく作ったのに効果的な活用ができていない。という事になってしまいます。
ここからは収納関連の人気の間取りを紹介していきます。

 

【ウォークスルークローゼット】

ウォークインクローゼットは人が入れる大きさの収納部屋で出口は一つですが、ウォークスルークローゼットは2方向以上から出入りができる収納部屋です。先ほどご紹介した回遊性のある間取りにも繋がるのですが、こちらもより住まいの動線を意識した間取りです。
例えば寝室とリビングの間にウォークスルークローゼットを設けた場合、朝起きた時に寝室から一度廊下にでなくとも、ウォークスルークローゼットを通って身支度をしながらリビングに行くことができます。ウォークスルークローゼットを設ける場所はお客様のライフスタイルによって異なりますが、寝室とリビングの間、玄関周りや脱衣室周りなどに設けることが多いです。
生活動線を短縮することができて便利なウォークスルークローゼットですが、こちらも設計を間違えると思ったより収納力がなくスペースの無駄使い、普通のクローゼットで良かった・・・という事になってしまいます。
新しい間取りでの生活動線をイメージして設計しましょう。

【ランドリールーム】

脱衣室とは別に設けるランドリールームも人気です。ランドリールームとは洗濯、干す、畳む、しまうという作業を一つの場所で行うことができる空間です。
ここもやはり家事の効率化が念頭にあり、なるべく時間をかけず効率的に家事を行いたいという思いからランドリールームの需要が高まっています。
また、洗濯物を部屋干しする家庭も増え、洗濯物を干すスペースの確保という点からも要望があります。
ランドリールームは大半は脱衣室の隣に設けます。
ランドリールームに収納を設け、下着やタオル類はそこに収納する方も多いのではないでしょうか。お風呂上りに下着やタオル類をすぐ取ることができるという動線も魅力の一つです。
ちなみに最近では「畳まない収納」も人気で、畳まなくても問題ないような下着やタオルなど、取り込んで畳まずそのまましまったりもします。

【ファミリークローゼット】

「またクローゼット!?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、「ファミリークローゼット」とは家族の衣類や荷物を一か所に収納する大容量のクローゼットです。
以前までクローゼットは各個室に設置が主流でしたが、洗濯物をしまう際に個々のクローゼットにしまいに行くのが手間でした。しかしファミリークローゼットがあると洗濯物の収納場所は1か所なので個々のクローゼットに行く手間が省けます。
また、玄関からリビングまでの動線上にファミリークローゼットを設けることでリビングに散らかりがちな子供のランドセルや上着なども上手に収納することができます。
もちろんファミリークローゼットをウォークスルークローゼットにする場合もあります。

まとめ

今回は人気の間取りをご紹介しましたがいかがでしょうか。
以前に比べ暮らし方を間取りに合わせるのではなく、暮らし方に間取りを合わせるという意識が強くなってきた気がします。
また生活動線を意識した効率の良い間取りが人気です。

人気の間取りをご紹介しましたが、ライフスタイルや用途に合わせて選ばれることが多く、全ての方に当てはまる間取りではありません。
設計をする際はお客様の要望やライフスタイルを伺い、お客様一人一人に合わせた間取りを提案していきましょう。

 

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