~この記事でわかること~
- ディテール次第でトラブルも?
- 造作棚のおさめ方を理解しよう
- わからないことは先輩に即相談
- 用途によっておさめ方は異なる
リノベーション設計の打ち合わせで必ずと言っていいほど出てくるのが造作棚です。大小限らず、飾り棚や本棚として出てきます。造作棚は用途によっておさめ方が異なるため、必ず押さえておきたいポイントです。
目次
造作棚とは?
造作棚は、現代のインテリアに欠かせないアイテムです。好きなものを飾り付けたり、ちょっとした荷物置場にしたりと様々な役割があります。「棚をこういう風に設置したんだけどどうすればできますか?」という質問を時々受けますが、棚の設置方法って、意外と引き出しを持っていない方もいるのでは?
そこで、今回は造作棚の基本的なおさめ方についてお伝えします!
造作棚のおさめ方 – ①
一般的なのは、棚を壁の中に埋め込んで片持ち梁のように出します。マンション、戸建て住宅問わず広く採用されている方法です。金物を使わないのでず無垢材、集成材、建材など、どんな棚でもおさめられる。余分なものが見えないでディテールに優れています。
ただし、壁の中に埋め込む分棚の大きさが必要です。またあまり重い物は載せられません。
造作棚のおさめ方 – ②
壁から突き出した補強金物に棚を載せる方法です。LGSでよく使われるインロー式補強パイプもこの一種です。棚の幅に対し、補強金物の長さは半分以上ほしいところです。
埋め込み式より棚の耐荷重が高く補強金物の強度があります。棚の交換もしやすく、様々な用途に使われます。ただし、目線より上の棚は補強金物が見えてきますので注意が必要です。
造作棚のおさめ方 – ③
最後はL型の金物でおさめる方法です。DIYでもよく使われる方法で、最も簡易で信頼性があります。棚とL型金物を上手に組み合わせればインテリアにもマッチします。強度も高く、様々な棚が使えます。また、金物を専用レールに取り付けるようにすると可動式棚に早変わりします。
注意点として、取り付ける壁は下地のしっかりした場所でなければいけません。
ワンポイントアドバイス
造作棚は、用途や載せるもの、棚の素材によっておさめ方が違ってきます。間違った方法を選定すると、使用中に壊れたり、不具合が起こりやすくなってきます。必ず用途にあったおさめ方にしましょう。
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