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2021.01.15

【第1弾】教えて先輩!玄関框(カマチ)のおさめ方って?

この記事のポイント!

  • ディテール次第でトラブルも?
  • 住まいに必ずある玄関框のおさめ方を理解しよう!
  • わからないことは先輩に即相談!
  • 工事工程もイメージしよう!

住宅設計を行う上で必ずインプットが必要になるのが、細かいディテール(詳細)です。このディテールのおさめ方次第で、トラブルを生むこともあります。しっかり理解して設計を進めていきたいですね!この連載では、リノベーションによる住まいの設計をしていれば必ず描くこととなるディテールの描き方例をご紹介します。

もちろん、取り上げる以外のおさめ方もいろいろありますので皆さんの先輩の図面をディテールを中心に集めても良いかもしれません。(筆者もリノベ設計をはじめた直後に、先輩たちの図面集めを行いました!)

是非、インプットしておきましょう!また【教えて先輩!】シリーズは毎週金曜日更新です!

玄関框(カマチ)とは?

今回、取り上げるのは「玄関框(カマチ)」です。マンションでは、必ずと言っていいほど一ヵ所は存在するディテールです。玄関入って、靴を脱いで一段上がりますよね? その一段上がるところです。では、早速おさめ方を簡単な手書き図面でご紹介します。

玄関框のおさめ方 – ①

玄関ドアを明けて手前側は土足ゾーンとして土間モルタルで仕上げて、一段上がって廊下は無垢フローリングを貼った前提の図面となっています。見ての通りそこまで複雑なおさまりではありません。デザイン的に抑えておきたいところは、廊下のフローリング材と框の材料や仕上げは一緒にしておくと、統一感のあるデザインになるかと思います。

例えば、フローリング材を用意しておいて框の材として転用も在処と思います。ただここで問題は、もし無垢フローリングの塗装済み品を用意した場合は、図面上の赤く塗った面は無塗装になるということです。必ず、同じ塗料を用意しておきましょう。

玄関框のおさめ方 – ②

これも「①」同様に、玄関ドアを明けて手前側は土足ゾーンとして土間モルタルで仕上げて、一段上がって廊下は無垢フローリングを貼った前提の図面となっています。

違うところは、少し土間の部分に廊下が覆いかぶさるように出っ張っていることです。これにより、廊下の床面がまるで浮いているように錯覚するため、軽い印象が生まれます。間接照明を仕込めばラグジュアリーな演出もできそうですね。ここで注意しておきたいのはあくまでもこれは、だいたい出っ張りを70mm程度を想定しているディテールのためもっと出っ張らせるのであれば補強を入れる必要がでてきます。

実際に照明を仕込むこととなるともっと出っ張る必要も出てくるかと思いますが、その場合は上長や先輩に予め補強方法を確認しておきましょう。

ワンポイントアドバイス

両方の図面でさりげなく、一段下がった土間モルタル面から底目地を入れているのに気づいたでしょうか?

通常、工事終盤に土間モルタルを施工します。つまり、框や周辺を木でおさめ、表面の素地がそのままわかる仕上げ(オイル塗装やクリアのウレタン塗料)をするであれば、場合によりそのモルタルの水分を吸ってしまい、まるで染みのようになってしまう可能性があります。しっかり隙間を空けておくと安心ですね。

いかがでしたでしょうか?地味な部分かもしれませんがリノベーションの設計者としては理解しておきたい部分だったかと思います。是非インプットもしっかり行った上で良い提案に繋げていただければ幸いです!是非ご活用ください!

【教えて先輩!】シリーズは毎週金曜日更新です!