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2022.08.28

電話回線5種類の違い【リノベ弱電:基礎編】

電話回線5種類の違い【リノベ弱電:基礎編】

皆さん、「弱電」という言葉を聞いて何を思い浮かべますか?

めの気関連のことなのかな………?
というのは容易に想像ができるかと思いますが、弱電として扱われる範囲や、実際の弱電工事とは何を指すかについては何となくしか理解できていないかも……..という若手デザイナーの人も多いのではないでしょうか。

そこでこのシリーズでは、住宅リノベーション工事で必ず知っておく必要のある「弱電工事」の基本項目について何回かの記事に分けてご紹介していければと思います。

 

仕上げとして目に見えてくる箇所とはまた違った、生活の基盤としてお客様の生活に大きく影響を与えるインフラ部分ですので、ぜひ記事を読んで頭に入れておく様にしましょう!

 

▼前回の記事はこちら

インターネット回線5種類の違い【リノベ弱電:基礎編】

 

電話回線とは

今回は、弱電設備の一つ「電話回線(インターホン含む)」についてです。

電話機や電話機コードには、様々な種類や規格が存在しています。一見すると同じように見える電話機のジャックやコードのプラグは、機器や用途に応じて形状や配線が異なっています。基本の5種類の仕様について紹介いたします。

 

種類

形状、仕様の説明

利用用途

4極

4極には4芯しかありません。主に、電話機本体と受話器を接続するカールコードに使用されている形状となります。

6極2芯

電話線の配線のうち中央2本のみを使うもので、一般家庭にも多く普及しています。電源供給の線も兼ねており、簡易的な電話機なら電源をつながなくても問題ありません。 家庭用 アナログ電話回線

6極4芯

配線を4本に増やしたものです。大規模なオフィスの場合受付係が別に設けられていたり、異なる部署間の連絡で「内線」を使いたい場合も出てきます。こうした用途に対応するために線を増やしているのです。 オフィスなどで「内線」を使いたい場合、ドアホン用
※ただし近年では6極2芯でも内線使用などに対応した電話機が増えてきています。

6極6芯

6つの端子すべてに対応する配線がおこなわれているタイプです。玄関のインターホンはカメラ付が普及したこともあり専用の親機で対応するタイプが増えてきていますが、電話機を親機代わりに使うものもいまだ少なくありません。こうした用途では6極6芯のケーブルが使われることもあるのです。 インターホンなど

8極

8極は、インターネットの接続に使用される「LANケーブル」「ネットワークケーブル」と呼ばれる規格です。4極、6極のものよりもコネクタの幅が少し広いタイプです。一般的な電話機には使用できませんが、IP電話の接続に使用されます。 LANケーブル

 

 

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【後編】マンションリノベで注意すべき弱電のポイント