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2020.12.17

防火材とは?〜『内装制限』応用編〜


この記事のポイント!

  • 防火材のランクは「不燃>準不燃>難燃」3ランクに分かれている!
  • 防火材で最も高性能なのが「不燃材料」
  • 管理規約や地域の消防条例などでも防火材が関わる場合がある。

過去記事で「内装制限」の基礎編・実践編について説明をしましたが、今回は応用編として、内装制限の規定にもなっている “防火材” についてみていきたいと思います。

内装制限とは切っても切れない関係なので、合わせて理解しておきましょう!

過去記事はこちら
「マンションリノベでも押さえておきたい『内装制限』〜基礎編〜」

「マンションリノベに関わる『内装制限』について知りたい〜実践編〜」

そもそも「防火材」って何?

現場では “防火材” を言うことが多いですが、 “防火材” =『防火材料』を指します。

建築基準法における『防火材料』とは、
防火性能に応じて、国土交通大臣が定めた材料または認定した材料 です。

防火材の必須条件は?

《防火材料の条件》建築基準法施行令 第108条の2 に記載の3つの要件を満たしていないといけません。

建築材料に通常の火災による加熱が加えらた場合に、
①燃焼ないものであること
②防火上有害な変形、溶融、き裂その他の損傷を生じないものであること
③避難上有害な煙又はガスを発生しないものであること

防火材のランクは?

防火性能が高いものから、不燃>準不燃>難燃の3ランクに別れています。

ランクは、防火材料の条件3つを死守できている時間によって定められています。

性能区分3箇条死守時間
不燃材料加熱開始後20分
準不燃材料加熱開始後10分
難燃材料加熱開始後5分

例えば…
・加熱開始8分で燃焼した場合 → 難燃材料
・加熱開始17分で避難上有害なガスが発生した場合 → 準不燃材料

「不燃材料」とは?

防火材で最も高性能なのが「不燃材料」です。

 

不燃材料とは?
加熱開始後20分間、①燃焼しない ②防火上有害な変形、溶融、き裂その他の損傷が生じない ③避難経路有害な煙又はガスを発生しない と言う条件を満たした材料

 

【不燃材料の指定】
建設省告示 第1400号「不燃材料を定める件」で定められています。
※国土交通省告示 第1178号により改正


  1. コンクリート
  2. れんが
  3. 陶磁器質タイル
  4. 繊維強化セメント板
  5. 厚さが3mm以上のガラス繊維混入セメント板
  6. 厚さが5mm以上の繊維混入ケイ酸カルシウム板
  7. 鉄鋼
  8. アルミニウム
  9. 金属板
  10. ガラス
  11. モルタル
  12. しっくい
  13. 厚さが12mm以上の石膏ボード             
    (ボード用紙原紙の厚さが0.6mm以下のものに限る)
  14. ロックウール板
  15. グラスウール板

「準不燃材料」とは?

【準不燃材料とは?】
加熱開始後10分間、①燃焼しない ②防火上有害な変形、溶融、き裂その他の損傷が生じない ③避難経路有害な煙又はガスを発生しない と言う条件を満たした材料

不燃材料の指定
建設省告示 第1401号「準不燃材料を定める件」で定められています。


  1. 不燃材料
  2. 厚さが9mm以上の石膏ボード(ボード用紙原紙の厚さが0.6mm以下のものに限る)
  3. 厚さが15mm以上の木毛セメント板
  4. 厚さが9mm以上の硬質木片セメント板(かさ比重が0.9以上)
  5. 厚さが30mm以上の木片セメント板(かさ比重が0.5以上)
  6. 厚さが6mm以上のパルプセメント板

「難燃材料」とは?

【難燃材料とは?】
加熱開始後5分間、①燃焼しない ②防火上有害な変形、溶融、き裂その他の損傷が生じない ③避難経路有害な煙又はガスを発生しない と言う条件を満たした材料

 

【不燃材料の指定】
建設省告示 第1402号「難燃材料を定める件」で定められています。


  1. 準不燃材料
  2. 難燃合板で厚さが5.5mm以上のもの 
  3. 厚さが7mm以上の石膏ボード(ボード用紙原紙の厚さが0.5mm以下のものに限る)

条件で内装制限が適用される場合は、天井・壁に防火材を使用しなければいけないので、内装制限&防火材はセットで理解しちゃいましょう!

 

マンションリノベでは、内装制限にかかる案件は多くはないかと思いますが、管理規約や地域の消防条例などでも内装や防火材について規定がある場合もありますので、その際にも参考にしてみて下さい!