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2020.08.03

【建築学生向け】オープンデスクって何をするの?どう選ぶの?

建築学生の夏といえば、オープンデスクですね!

設計職を目指す学生の間では、よく聞く言葉かもしれませんが、

そもそもオープンデスクとは、何を指すのかというと、

一定期間設計事務所でインターン生として、就業体験を行える制度です。 

多くの建築学生がなんとなく憧れの設計事務所の雰囲気を体験してみたいけど、プロの仕事場に行くのは、緊張するし、自分の実力で大丈夫なのか?という不安もありますよね。

この記事では、そんな初めてオープンデスクに行く人や、行くべきか迷っている人に対して、オープンデスクってなにするの?どうやって選ぶの? というポイントを解説していきます。

 

行くメリット

まず皆さんがオープンデスクに行くメリットとはなにか?

 

・設計事務所の雰囲気が体験できる。

・設計事務所で実際に働ける。

・プロの模型技術や設計技術が学べる。

・実力を認められて、就職できる場合がある。

・同じ事務所に来ている他大学のインターン生と情報交換できる。

・大学によっては単位が取得できる場合がある。

 

事務所によって業務内容や、働く環境も様々なので必ず上記のメリットが全て得られるわけではないですが、授業では学ぶことのできない新鮮な体験ができるのは間違いないでしょう。

 

設計事務所はどうやって選ぶの?

一番よくある選び方のパターンとしては、好きな作品や知っている建築家から選んだり、家から近い設計事務所を選ぶ場合が多いようです。

個人的におすすめなのは、自分の好きな作品を設計していたり、今後使いたいソフトの使用方法を教えてくれるところです。

もし今後その事務所に就職しなくても、今後の設計課題や設計コンペに活かせるスキルが得られるところに行ったほうが、より有意義な体験になるでしょう。

 

業務は何をするの?

皆さんが一番気になる点は、実際オープンデスクってなにやるの?という点ではないでしょうか?

設計事務所によって様々ですが、 基本的には模型作りやCADを使って図面を書いたりがメインです。

場合によっては、レンダリングという技術を使って3Dのパースを作らせてもらえることもあるようです。

大きい設計事務所や有名建築家のアトリエだと、ポートフォリオの提出があったり、その内容次第では模型以上のことをやらせてもらえる場合もあります。

筆者も、有名建築設計事務所である成瀬・猪熊建築設計事務所お邪魔させていただき、約2週間で3つのプロジェクトに携わらせていただいたのでその感想とそれぞれ得られたことをみなさんにもお伝えします。

 

店舗デザインプロジェクト

こちらの設計事務所の場合は、ポートフォリオの提出は特に必要なかったようで、メールでやりとりをしてインターン生として実習させていただけることになりました。

最初にやさしい女性スタッフさんがインターンの概要やどんなプロジェクトに参加するのかというところから丁寧に説明していただき、私の場合は、最初に店舗設計のプロジェクトでした。

このプロジェクトでは主に内装デザインのスタディーをやらせてもらい、どんな材料を使えば、よりクライアントのイメージに近づけることができるのかをスタッフさんと一緒に考えたり、模型を作ってスタッフさんに提案など行いました。

 

オフィスデザインプロジェクト

2つ目のプロジェクトは、ある有名な企業の新オフィスのデザインで、イラストレーターを使ってオフィスの床の色味を検討したり、造作インテリアのデザインまで幅広くやらせてもらいました。

ここでとても勉強になったのは、学校の模型では決して使わないような材料や模型材をつかって模型を作っていたことでした。

授業でみんなが苦労して作業しているものが、実は一瞬で完了するものだと知れたり、色々と目からウロコ。

それがなんなのかは、恐らく企業秘密だと思うので内緒にさせていただきますね笑

 

有名観光地プロジェクト

3つ目のプロジェクトは、ある有名な観光地に施設をつくるプロジェクトでした。

スタッフさんから「抜け感のある導線を意識して、模型を作ってほしい」というオーダーを受けて、何度も何度も模型を作っては、フィードバックをいただいてブラッシュアップを繰り返し、少しづつ概形が見えてきました。

大変な部分もありましたが、プロのスタディーとはこうやってやるのかと大変勉強になりました。

丁度このタイミングでインターン期間が終わってしまい、施設が完成したらスタッフさんに案内していただけるとのことで、とても楽しみです。

 

行ってみて得たこと

私の場合は、建築家になりたいとか、将来設計事務所で働きたいと思ってオープンデスクに行ったわけではありませんでしたが、非常に勉強になる2週間でした。

実際にオープンデスクで学んだスタディーの仕方や模型作り、添景づくりの手法はその後の授業や卒業設計にも必ず役に立ちます。

作品のクオリティを高める目的で行っても、学べる点は大いにあるでしょう。

 

猪熊さんとのランチ

3つ目のプロジェクトに行く前に、猪熊さんからインターンに来ている学生に対して、ランチのお誘いが。

有名建築家とランチにいけるだなんて、なかなかない経験ですよね!

そこでは色々なお話を聞かせてもらいましたが、主に印象に残っているのは、猪熊さんが大学を卒業してから今の事務所を立ち上げ、活躍されるまでのエピソード。

授業では聞けない「建築家を仕事にするまで」のストーリーは、オープンデスクにいった人にしかきけない特典と言えるでしょう。

 

その他にも、猪熊さん直々に現場を案内していただけたり、オープンデスクで出会った他大学の学生と仲良くなれて情報交換もでき、本当に行ってよかったと思える2週間でした。

 

申し込み方法

オープンデスクの申し込み方法ですが、一般的には下記の2パターンが多いようです。

1,学校を通して申請

2,設計事務所のHPからメールで申し込み

 

大学によっては、夏休みに設計事務所にインターンに行くことで単位が取得できる場合があり、その場合は大学側が事務所に対して受け入れ可能かを確認してくれる場合があります。

そういったルートではなく、個人的にコンタクトをとる場合は、2番のように、HPに記載されている窓口宛にメールでインターン希望の連絡をとる学生が多いようです。

 

2020年度の傾向

今年の傾向としては、コロナウイルスの影響もあり大学を通してオープンデスクの申請は行っていないようです。

オープンデスク2020 日本建築家協会

www.jia.or.jp/boshuu/opendesk/opendesk.html

そのため、今年は2番の方法が主な申請方法になるでしょう。

また東京都の外出自粛要請もあり、東京都から地方の建築事務所へのインターンは行きにくい状況下にあるようです。

 

まとめ

オープンデスクは、設計力に自信がある人や、建築に特別な知識がないと行ってはいけない雰囲気があるかもしれませんが、実はそこまででもない人でもオープンデスクであれば十分に役に立つことができますし、学べることも非常に多いです。

 

また、有名設計事務所の場合はプロジェクトも多いため、人手が足りていない事も多いでしょう。

そういった状況では学生が手伝いに来てくれることに対して、喜んでくれる事務所も多いのではないでしょうか?

 

建築事務所への就職を希望している学生や、雰囲気が味わってみたい方は、是非飛び込んでみることをおすすめします。

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