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2022.09.18

オープンデスクって何?どうやって選ぶの?【建築学生向け】

オープンデスクって何をするの?どう選ぶの?【建築学生向け】

この記事のポイント!

  • オープンデスクに行くことは、就職にもスキルアップにも友達づくりにも有効!
  • オフィスデザインなどにも携われたりするなど、チャンスが盛りだくさん

 

建築学生の夏といえば、オープンデスクですね!!!!

 

設計職を目指す学生の間では、よく聞く言葉かもしれませんが、そもそもオープンデスクとは、何を指すのかというと、一定期間設計事務所でインターン生として、就業体験を行える制度です。多くの建築学生がなんとなく憧れの設計事務所の雰囲気を体験してみたいけど、プロの仕事場に行くのは、緊張するし、自分の実力で大丈夫なのか?という不安もありますよね。

そこでこの記事では、そんな初めてオープンデスクに行く人や、行くべきか迷っている人に対して、オープンデスクってなにするの?どうやって選ぶの? というポイントを実際にオープンデスクを経験した感想も含めて解説していきます。

 

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オープンデスクのメリット

まず皆さんがオープンデスクに行くメリットとは何か?

 

・設計事務所の雰囲気が体験できる

・設計事務所で実際に働ける

・プロの模型技術や設計技術が学べる

・実力を認められて、就職できる場合があ

・同じ事務所に来ている他大学のインターン生と情報交換できる

・大学によっては単位が取得できる場合も

 

事務所によって業務内容や、働く環境も様々なので必ず上記のメリットが全て得られるわけではないですが、授業では学ぶことのできない新鮮な体験ができるのは間違いないでしょう。

 

設計事務所はどう選ぶの?

一番よくある選び方のパターンとしては、好きな作品や知っている建築家から選んだり、家から近い設計事務所を選ぶ場合が多いようです。

個人的におすすめなのは、自分の好きな作品を設計していたり、今後使いたいソフトの使用方法を教えてくれるところです。

もし今後その事務所に就職しなくても、今後の設計課題や設計コンペに活かせるスキルが得られるところに行ったほうが、より有意義な体験になるでしょう。

 

業務はどんな感じ?

皆さんが一番気になる点は、実際オープンデスクってなにやるの?という点ではないでしょうか?

設計事務所によって様々ですが、基本できには、 模型作りやCADを使って図面を書いたりがメインです。場合によっては、レンダリングという技術を使って3Dのパースを作らせてもらえることもあるようです。

大きい設計事務所や有名建築家のアトリエだと、ポートフォリオの提出があったり、その内容次第では模型以上のことをやらせてもらえる場合もあります。

筆者も、某有名建築設計事務所で約2週間3つのプロジェクトに携わらせていただいたので、その感想を皆さんにもお伝えします!

 

①店舗デザインプロジェクト

こちらの設計事務所の場合は、ポートフォリオの提出は特に必要なかったため、メールでやりとり後、インターン生として実習を開始しました。最初に、スタッフさんからインターンの概要や参加するプロジェクトについて丁寧に説明がありました。

このプロジェクトでは主に、内装デザインのスタディーを担当しました。

どんな材料を使えば、よりクライアントのイメージに近づけることができるかをスタッフさんと一緒に考えたり・模型を作ってスタッフさんに提案など行いました。

 

②オフィスデザインプロジェクト

2つ目のプロジェクトは、ある有名な企業の新オフィスのデザインです。

イラストレーターを使ってオフィス床材の色味検討をしたり、造作家具のデザインまで幅広くやらせてもらいました。ここで勉強になったのは、大学の模型では決して使わないような材料や模型材をつかって模型を作っていたことでした。普段、授業で苦労して作業しているものが、実は一瞬で完了するものだと知れたり、色々と目からウロコ。

それがなんなのかは、恐らく企業秘密だと思うので内緒にさせていただきますね笑

 

③有名観光地プロジェクト

3つ目のプロジェクトは、ある有名な観光地に施設を作るプロジェクトでした。

スタッフさんから「抜け感のある導線を意識して、模型を作ってほしい」という指示を受けて、何度も模型を作ってはフィードバックをいただいてブラッシュアップという作業を繰り返し、少しづつ概形が見えてきました。大変な部分もありましたが、プロのスタディー作成のプロセスを垣間見ることができます。

そして丁度、このタイミングでインターン期間が終わりとなりました。

 

実際に行ってみて得たこと

筆者の場合は、建築家になりたい、将来的に設計事務所で働きたいという明確な理由からオープンデスクに行った訳ではありませんでしたが、非常に勉強になる2週間でした。

実際にオープンデスクで学んだスタディーの仕方や模型作り、添景づくりの手法はその後の授業や卒業設計にも必ず役に立ちます。

作品のクオリティを高める目的で行っても、学べる点は大いにあるでしょう。

 

建築家の皆さんとのランチ

3つ目のプロジェクトに行く前に、主宰の建築家の方からインターンに来ている学生に対して、ランチのお誘いが。

有名建築家とランチにいけるだなんて、なかなかない経験ですよね!

そこでは色々なお話を聞かせてもらいましたが、主に印象に残っているのはその方が大学を卒業してから今の事務所を立ち上げ、活躍されるまでのエピソードです。

授業では聞けない「建築家を仕事にするまでのストーリー」は、オープンデスクにいった者しか聞くことができないもう一つの大きな特典といえるでしょう。

 

その他にも、建築家さん直々に現場を案内していただけたり、オープンデスクで出会った他大学の学生と情報交換もでき、とても有意義な2週間となりました。

 

申し込み方法

 

オープンデスクの申し込み方法は、一般的には下記の2パターンが多いようです。

 

1,学校を通して申請

2,設計事務所のHPからメールで申し込み

 

大学によっては、夏休みに設計事務所にインターンに行くことで単位が取得できる制度もあり、大学側が事務所に対して受け入れ可能かを確認してくれる場合もあります。そういったルートではなく、個人的にコンタクトをとる場合は、2番のように、HPに記載されている窓口宛にメールでインターン希望の連絡をとる学生が多いようです。

 

2022年オープンデスクの詳細はこちら

詳しくは下記のサイトをご覧ください!

 

▼オープンデスク2022 日本建築家協会
www.jia.or.jp/boshuu/opendesk/opendesk.html

 

 

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