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2023.05.03

売り手市場!?買い手市場!?2023年の建築業界の転職市場について徹底解説!

売り手市場!?買い手市場!?2023年の建築業界の転職市場について徹底解説!

~この記事でわかること~

  • 2023年の転職市場は過去最高レベルに熱い!
  • 建築業界も追い風!
  • 建築関係のスキルだけでなく他のスキルも身につけるべし!
  • 建築系のキャリアに悩んだら建築業界専門のエージェントに相談してみよう

みなさん、こんにちは!
突然ですが皆さんは転職について考えた事はありますか?
現在の仕事が辛いときや他にやりたいことが見つかった時など、一度は考えたことがある人も多いのではないでしょうか。でも転職って勇気がいるし、私なんかを雇ってくれる会社なんてあるのかしら・・・と不安になったりしますよね。
最近の転職市場を知ることができれば少しは不安や心配が解消されるのではないでしょうか。

今回は2023年の転職市場について説明していきます。

 

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2023年の転職市場の状況は??

転職市場についてまず気になるのが現在は「売り手市場なの!?」「買い手市場なの!?」という事ではないでしょうか。皆さんは現在の転職市場は売り手市場だと思いますか?買い手市場だと思いますか?

実は2023年は全ての業界において過去最高レベルの求人数なのです。転職サービス「duda」によると、2023年3月の転職求人倍率(転職希望者1人に対して中途採用の求人が何件あるかを産出した数値です。)は2.25倍だそうです。また求人数は前月比102.7%、前年同月比136.5%だそうです。
若手、ベテランともに売り手市場であり、今後もしばらく売り手市場は続くでしょう。
理由としては少子高齢化による若者の人材不足やコロナ禍で新規採用が止まっていた企業の採用活動が動き出したことやコロナ禍によって働き方が変わったり成長した業界があったことなどがあげられます。
ベテランが求められる背景としては業務拡大や新規事業立ち上げの際にリーダーシップを取ってくれる人材や知見・経験を持っているベテラン層を必要としていることがあげられます。

建築業界の転職市場の状況は?

では次に建築業界についてみていきましょう。

建築業界の転職市場はというと他の業界と同じく売り手市場です。
ただ、建築業界の現状としては大きく二極化し、「増益」している会社と「廃業」する会社が顕著に現れてきています。実は建築業界はコロナ倒産の業界別ランキングで飲食業に次ぐ2位となっています。ウッドショックや円安による建築資材の高騰もかなり影響を受けました。一方でその中でも増益している企業も多々あります。大手住宅会社5社は全て増益です。2023年も一定の割合で倒産する企業が現れ、利益と人材は特定の企業に集まることが予測されます。

売り手市場となっている背景としては以下の要因があげられます。

・少子高齢化による若手の人材不足
これは以前から建築業界で叫ばれている深刻な問題の一つです。各企業とも優秀な人材を獲得し早期育成をはかっています。未経験者であっても積極的に採用しています。

・労働環境悪化による人材の流出
こちらも建築業界の問題のひとつとなっている内容ですが、建築業界といえば労働環境があまり良くないイメージがあり、他の業界に人材が流れていってしまっています。

・発注者側の建築系求人の増加
発注者側の建築系求人も増加してきています。ゼネコンを中心に発注者がへの転職が人気ですが、発注者側はESGやSDGsに対応するため建築管理部門やファシリティーマネジメント部門を中心により専門的な知識を持っている人の求人ニーズが高くなっています。

・DX人材の確保
デジタル化が遅れていると言われていた建築業界ですが、ようやくDX化に取り組み始めました。人材不足を解決するため、業務の効率化が求められています。
様々な企業でBIM人材やその他IT人材の獲得に乗り出しています。

新型コロナウイルスの影響で働き方が変化し、建築業界でも在宅ワークが広がりました。CADでの設計やプロジェクト管理など一部の業務は在宅ワークでも業務が可能だと考えられ、求人の募集要項を見ても在宅ワーク可能と記載の企業もあります。従来なら職場まで距離があり、応募に諦めていた方でも検討の対象になるようになりました。

建築業界で求められている人材とは

売り手市場と言っても建築業界で求められている人はどのような人なのでしょう。
応募する企業によって求める人材は異なりますが、以下の内容があげられます。

・専門的なスキル・知識がある
ベテランになってくるとその分野での専門的なスキルや知識が求められます。一級建築士や施工管理技士もそうですが、近年ではグリーン関連も注目されており、そのような分野での求人も増えてきています。とれん
また、設備の修繕や補修にともなうファシリティマネジメント経験者の求人ニーズもあり、大手銀行などでも募集をしています。

・IT関係に強い
建築業界のIT化が図られる中、IT人材のニーズはかなり高いと言えるでしょう。
また先ほども述べた通りBIMオペレーターの求人も多いです。
やはり建築関連のスキルだけでなくプラスアルファのスキルを兼ね備えていると他と差別化ができ、アピールポイントにも繋がります。

・コミュニケーションスキル
建築業界は多くの人々が関わる事が多く、チームワークが求められます。また、スムーズに意見交換をしたりお客様のニーズを引き出したりするために、その為、コミュニケーション能力は欠かせません。

・プロジェクト管理能力・マネジメント力
予算内、期日内にプロジェクトが完了するよう、プロジェクト管理能力が求められます。様々な分野の関係者をまとめ、円滑にプロジェクトを遂行することができる人のニーズは高いです。

未経験だから就職できるか心配・・・という方も安心してください。企業によっては未経験でも問題ないところもあります。特に若手は即戦力というより若手の人材育成も見込んで採用を行っていたりします。

企業や希望のポジションによって求められる人材は異なります。転職の際はエージェントなどを通して企業が求めている人材を確認し、それに合った対策を取りましょう。

まとめ

今回は2023年の建築業界の転職市場についてご説明していきましたがいかがでしたか?
この記事を読んでくださっている皆さんのなかには転職しようか迷っている方もいらっしゃるかと思います。筆者も何回か転職を経験してきていますが、始めは右も左も分からず不安なことばかりでした。
転職を迷っている方は転職するしないに関わらず、まずは行動することをおすすめします。今はインターネットで情報収集できる時代ですが、やはり先輩方などに実際に会って色々と話を聞いた方が得られる情報も多く、納得力も違います。

また、リノベノシゴトでは建築学科出身の方に特化した「無料転職支援サービス」を始めました。エージェントも建築学科出身の為、キャリアプランや悩みをよりリアルに具体的に相談することができます。筆者もそうでしたが、一般的な転職エージェントの場合キャリアプランの提案が一般的なものばかりで、それであればエージェントに相談しなくても良かったのではという経験をする方も結構います。
自分自身に合ったキャリアプランや転職先を相談したい方は一度相談してみてはいかがでしょうか。
リノベノシゴト【公式】 (renovenoshigoto.com)

 

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