• pinterest
 
 
閉じる
  • facebook
  • twitter
2020.11.11

【建築学生向】リフォームリノベーション業界カテゴリ分けしてみました。

【建築学生向】リフォームリノベーション業界カテゴリ分けしてみました。

リフォーム・リノベ業界を志望する建築系学生の皆さん、こんにちは。
リフォーム・リノベ業界は、この人口減少時代には珍しい成長産業といわれています。

国も施策として、既存住宅の流通比率を引き上げると発表しており、中古住宅を購入しリフォーム・リノベをするという選択肢が今よりももっと当たり前になると考えられています。

(参考:国土交通省-既存住宅市場の活性化について)
そのため、今様々な企業が事業拡大をすべく、新規参入しています。

今回はそんなリフォーム・リノベ業界にどういった企業があって、それぞれにどんな強みや特徴があるのかをまとめてみましたので是非就活の参考にしてみてください。

この記事を読むべき人
・リフォームリノベ業界に興味があるけど、どんか会社があるのかわからない。
・リフォームリノベ業界各社の大まかな特徴を知りたい。

建築学科出身の方必見!キャリアについて悩んでいる方に朗報です!リノベノシゴトでは建築学科出身の方に特化した無料転職支援サービスを始めました!

詳しくはこちら!

 

リフォーム会社・リノベーション会社の区分について

ちなみに、この記事ではリフォーム会社とリノベーション会社をあえて区分しており、この記事中での定義は以下になります。

リフォーム会社=水回りのみの設備交換的な工事や、クロスやフローリングの貼替えなどの部分的な工事が占める割合が多い会社

リノベーション会社=間取り変更を伴う、お部屋全体にわたる大規模な工事の割合が多い会社

 

(※掲載した内容に問題があります場合は、記事内でのロゴの削除・差し替え対応をさせていただきますのでお手数ですがお問い合わせフォームよりご連絡ください。)

今回は、数あるリフォーム・リノベ会社をカテゴライズさせていただきました。

 

ハウスメーカー系

ハウスメーカーが母体となるリフォーム・リノベーション会社です。

自社グループ内にリフォーム会社やリフォーム部門を有している企業が多く、母体となる会社の規模が大きいため、社会的な信用度が高いことが特徴です。

 

またメインの顧客層が、自社で新築を建てた顧客であるため、工事対象の物件の情報が得やすかったり、会社との信頼関係が構築されているという特徴もあります。

工事物件としては、母体がハウスメーカーのため戸建物件が多く、デザインのテイストも、元々の戸建物件のデザインテイストに合わせたり、その企業の新築物件のデザインテイストに近くなる場合が多いです。

(例)旭化成リフォーム、住友林業、ミサワリフォーム

ディベロッパー系

総合ディベロッパーやマンションディベロッパーが母体となるリフォーム・リノベーション会社です。

ハウスメーカー同様に大手の企業が多く、自社グループ内にリフォーム会社やリフォーム部門を抱えています。

 

ハウスメーカー系の会社と異なる点としては、メインターゲットが自社が分譲したマンションに住む顧客である場合が多いので、住宅の場合は分譲マンションのリフォーム・リノベがメインです。

また、総合ディベロッパーが母体となる会社の場合は、商業施設やオフィスなど幅広い物件の工事に携わっている場合が多いです。

(例)住友不動産、三井デザインテック(三井のリフォーム)

独立系

母体となる企業があるわけではなく、独立してリフォームリノベーション事業を行っている企業になります。

会社によって規模は様々ですが、ハウスメーカー系やディベロッパー系の企業よりも、規模が小さい場合が多いです。取り扱う物件は様々で、戸建やマンション、店舗、商業施設まで幅広いです。

 

事業内容も、多種多様であり、設備交換や部分的な工事を得意とするリフォーム会社もあれば、内装を全て取り壊し、フルスケルトンから間取りやデザインにこだわったリノベーションを得意している会社もあります。

また、同じリノベーション会社でも、既にお客さんが持っている物件の設計施工を行う会社もあれば、社内に不動産部門を持ち、物件探しから、ワンストップで施工まで行う会社も存在しています。

 

その他の特徴として、中古物件の素材を活かしたリノベーションデザインを行っている企業もこのカテゴリに多く属しているので、カフェの様な空間を設計してみたい方は是非説明会に参加してみましょう。

(例)リノベる、インテリックス、ロハススタジオ

家電量販店系

大手家電量販店も、リフォーム業界に参入しています。主に、システムキッチンやシステムバス、トイレ等の設備取付等のリフォーム工事が多いです。

なぜ家電量販店が、リフォーム事業に参入しているかというと、実は一般的な消費者にとって、最新の住宅設備を目にする機会が多くないことが関係しています。

 

家電量販店は、そういった住宅設備を通常の家電と一緒に見せ、お客さんの目に届きやすくすることによって他のリフォーム会社と差別化を図っています。

また、施工に関しては、協力会社が行っている場合もあります。

 

(例)ヤマダ電機、パナソニックリフォーム、エディオン

鉄道系

鉄道会社が母体となるリフォーム会社も増えています。

鉄道系リフォーム会社の強みとして、沿線での強力な認知度を利用してリフォーム済み物件の販売、オーダーリフォームリノベ事業を行っています。

また、沿線沿いに自社が所有している不動産を活用した一棟リノベーションや、商業施設の内装デザインなど幅広い事業展開が強みです。

(例)リビタ、東急Re:デザイン

 

その他異業種参入系

その他異業種参入系 今まで紹介してきた業界だけでなくその他にも様々な会社が、リフォームリノベーション業界に参入しています。
例えば、リノママというリノベーションサービスを運営しているのは、なんと映画会社です。

その他にも、ホームセンターやガス会社など幅広い企業が参入してきています。
他の会社には無い付加価値のあるサービスや、ユニークなサービスを提供したい方は会社選びの選択肢の一つとして視野に入れてみるのも良いでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今リフォーム・リノベ業界に様々な事業者が新規参入していることを知ってもらえたかと思います。

今後リフォーム・リノベ業界に就職したいと考えられている方は、ぜひ各社の特徴を理解し、自分がどんなリフォーム・リノベ設計をやりたいのかを自己分析し、会社を選ぶことが大切です。

 


~あわせて読みたい~

 

【建築学生向け】設計職だけじゃない!建築スキルを活かせる職種まとめ

建築業界の就活でメジャーな職種といったら、

設計職や施工管理職のイメージが強い方も多いのではないでしょうか?
実は建築業界を広く見渡してみると進路は幅広く、、、