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2022.09.18

建築学生の就職!スキルを生かせる職種まとめ

建築学生の就職!スキルを生かせる職種まとめ

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導入

建築業界の就活でメジャーな職種といったら、設計職や施工管理職のイメージが強い方も多いのではないでしょうか?
実は建築業界を広く見渡してみると進路は幅広く、中にはきっとみなさんのやりたいことと重なる職種もあるはずです。

この記事では、住宅系設計職や施工管理職の様なメジャーな職種には、あまり興味がないという方向けに、建築業界の魅力ある職種をお伝えします!

 

インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターとは、インテリアを通じて快適な空間を企画し・提案する職種です。扱う空間は、必ずしも個人住宅には限らずオフィスやレストラン、ホテル、病院、商業施設など様々なので、活躍の範囲はとても広いです。

具体的な仕事内容としては、顧客の希望や生活スタイルなどをヒアリングし、その内容に合わせてお部屋のインテリアをトータルコーディネート、顧客に合わせた商品を提案をします。

建築学科で学んだスキルがどのように活かせるかという点ですが、そもそもインテリアコーディネートは個人でやる模様替えとは全く異なります。例えば、コーディネートするスペースに合わせたサイズのインテリアを入れたり、クライアントにイメージを伝えるために、場合によっては図面を書くこともあります。

そのため建築学科で学ぶ図面を書くスキルや、空間デザインのスキルはインテリアコーディネーターには必須のスキルと言えるでしょう。

 

建設資材メーカー開発職

住宅を作る際には建物そのものだけでなく、建具や、風呂・トイレなどの住宅設備も必要ですよね。建設資材メーカーは、そういった家づくりに欠かせないものを総合的に開発している業種です。

具体的な仕事内容としては、商品企画チームが考案したアイデアを形にするために、どんな素材を使えばよいか、どうやって形にすればよいかを検討し設計を行いつつ、最後どんな工場設備を使って量産するかというところまで考えます。

活かせる建築スキルといえば、まずはデザインのスキルでしょう。建築学生は、たくさんの図面を書いているため細かな寸法にも慣れ親しんでいる方が多いはずです。

また建築意匠について勉強してきた学生は、今まで培ってきた美的センスを活かし、より美しいキッチンやおしゃれなインテリアの開発に役立てることができるのではないでしょうか。

 

プロパティマネージャー

プロパティマネージャーとは、不動産オーナーに代わって不動産の資産価値を最大限に高め運用していく仕事のことです。

もう少しわかりやすくすると、「不動産から得られる収益を最大限に高める」仕事です。
例えば、オフィスビルの場合だと、テナントにとって使いやすく快適な環境を整えることによって、常にテナントが入っている状態を目指します。

一見、建築の知識やスキルは関係なさそうに見えるこの仕事ですが、実はプロパティマネージャーの役割の一つに、コンストラクションマネジメント業務と呼ばれる、建物の大規模なリニューアル工事を行う際に必要な工事進捗や品質・コストを総合的に管理する業務があります。

その他にも築年が経過した物件の修繕工事の計画を組んだりもします。
上記のような業務には建築的な観点が必要になるため、携わる人には建築系学科出身の人も多いです。

 

建設コンサルタント

建設コンサルタントは、大規模土木工事などの社会資本設備に携わる職種です。
ゼネコンも土木工事を行いますが、ゼネコンが施工のプロであるのに対し、建設コンサルタントは土木工事の企画・調査・設計から施工した工事物の運営維持などを行います。

例えば、ある地域で慢性的な渋滞が発生していた場合、その問題を解決する最適な手段の検討をした後、発注者(主に行政機関や民間企業)にその方法を提案します。

その提案が実行に移されれば設計を行い、工事段階では、スケジュール通りに問題なく進んでいるかなどの管理を行います。

建築系の仕事との違いは、扱う対象物が道路や街レベルなど、かなり大きいことです。

とはいえ土木と建築は似ている部分も多く、実際に建築系学科を卒業してから建設コンサルタントの道に入っている人もいます。
興味がある方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 

公務員建築職

公務員は実は日本一多くの建築士を抱える職場です。

公務員建築職の仕事の幅は広いですが、スケールの大きさが特徴の一つです。例えば、どこにどのような公共施設を配置するのか、またこの地区はどのような地区として街づくりをすすめていくのかなどを検討します。

ただ、実際に自分たちで建物を建てるわけではなく、予算の計画についての指導や、設計の外部委託、建築基準法に基づいた審査・指導などのチェックを行うことがメインです。

その他にも公共建築物の維持管理や、違法建築物に対する指導や処分も仕事の一部ですし、また建築士として入っても、建築に関係する仕事ばかりをするとは限らず、全く違う分野も業務に携わることもあり、幅広いスキルを身に着けられる環境だといえそうです。

また、「公務員は不景気では人気が上がり、景気が良いときは人気がない仕事」という言葉の通り、2020年のコロナ感染で雇用不安が高まり、公務員をめざす若い世代は増えています。

みなさんも選択肢の一つとして持っておいて損はないはずです。

 

家具デザイナー/職人

家具デザイナーは、その名の通り机や椅子、ベッドなど、さまざまな種類の家具を製作します。

具体的な仕事内容としては、アイデア出しから、設計、完成まで全ての工程に関わったり、建設資材メーカーと異なった一点ものの家具を作る場合もあります。
時にはインテリアコーディネーターと共にクライアントと打ち合わせに参加し、内装設計に関わる場合もあります。

職人というと少し古いイメージを持つかもしれませんが、素材の知識や、デザインスキル、設計技術など幅広い分野のスキルが必要な上、最近はCADや3Dモデリングの技術を使い、今までになかったような形の家具づくりも行います。

建築的スキルの使いどころについてですが、そもそも家具デザイナーに求められるスキルは、建築設計者に求められるスキルと似ています。

特に、家具は住宅と同じように日常的に使うものなので、住宅と同じく、使う人の立場を考えて、クライアントにとって使いやすく満足のいくものを作る必要がある。といった部分では親和性は高いでしょう。

 

鉄道会社技術職

鉄道会社にも建築部門があり、主に線路・土木構造物・駅などの建築物の建設を行います。
具体的には、橋梁やトンネルなどの土木構造物や駅舎の改修に関わるの設計やその後の工事管理などを行います。
駅のような建築物から、橋やトンネルなどの土木構造物の両方にまたがって設計していることがポイントです。

作る建築物が駅や橋など大規模なものが多いため、設計のスキルをフル活用することができるでしょう。また、通常の建築物よりも専門的な知識を必要なため、建築設計者のなかでもより希少性のある設計者になることができるかもしれません。

 

まとめ

様々な職種をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
実は、建築学科で培ったスキルを活かせる場面は多く、みなさんの活躍の幅はとても広いのです。

またコロナウイルスの影響で、求人数が減っている今だからこそ、視野を広く持ち、将来性も考えて企業を選んでいくことがポイントです。また、将来性というと、つい、安定した企業ばかりをイメージしがちですが、こういった状況下で本当に安定している企業など存在しません。

大事なのは個人としてのスキルを身に着け、会社に依存せずとも自立して生きていける能力を身に着けることです。

是非そういった視点で、本当に自分にあった業界や職種を選んでいきましょう!

 

 

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