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2023.07.24

ウインドウトリートメントについて知ろう!「ブラインド」「ローマンシェード」編

ウインドウトリートメントについて知ろう!「ブラインド」「ローマンシェード」編

~この記事でわかること~

  • ブラインドは大きく分けて縦型と横型がある
  • ローマンシェードはスタイルの種類が豊富
  • 採寸の仕方を学ぼう
  • ブラインド・ローマンシェードのコーディネートを参考にしよう

みなさんこんにちは!
前回、前々回と「ウインドウトリートメント」の「カーテン」「ロールスクリーン・プリーツスクリーン」についてご紹介しましたがいかがでしたか?

前回の記事▼
ウインドウトリートメントと言ったらこれ!ウインドウトリートメントの代表格「カーテン」について学ぼう!
ウインドウトリートメントはカーテンだけじゃない!「ロールスクリーン」「プリーツスクリーン」について知ろう!

今回は「ウインドウトリートメント」の中の「ブラインド」「ローマンシェード」についてご紹介していきます!

ブラインドとは?メリット・デメリットは?

ブラインドとは、窓やドアなどの開口部に取り付けられる装置で、光や視線を制御するためのもので、主な目的はプライバシーの確保や日差しの調節、外部からの視線の遮断などです。
一般的なブラインドは大きく分けて以下の2種類があります。

1.ベネシャンブラインド(横型)

引用:ニチベイ HP

水平に配置された細長いスリット(ランダムな角度で調整可能)を持つブラインドです。スリットの角度を変えることで光の量を調節したり、視線を遮断したりすることができます。
2.バーチカルブラインド(縦型)

引用:ニチベイ HP

バーチカルブラインドはスリットが縦に配置されています。
ベネシャンブラインドに比べ、スリットにほこりがつきにくくなっています。

 

ではブラインドのメリット・デメリットをご紹介していきましょう。
メリット
1.熱調節機能
ブラインドは、窓からの熱の侵入を制御するのに役立ちます。ブラインドは窓ガラスと室内の間に空気層を作り、断熱効果をもたらすことがあります。これにより、室内の温度を調節し、エネルギー効率を向上させることができます。
2.調光機能
スリットの角度を調整することで室内に入ってくる光の量を調整することができます。
3.湿気に強い
アルミニウムやビニール製のブラインドは湿気や水に対して腐食しにくく、変形しにくい特徴があります。その為、浴室の窓のような湿気の多い場所によく使用されています。
4.デザインが豊富
さまざまな素材、色、スタイルのブラインドがあるため、個々の好みやインテリアに合わせて選ぶことができます。
デメリット
1.掃除の手間
ブラインドはスリットや棒状の構造を持っているため、埃や汚れがたまりやすく、掃除に手間を要することがあります。スリットごとに手作業で清掃する必要がありますし、一部のブラインドは取り外して洗うことも困難です。
2.定期的なメンテナンスの必要性
ブラインドのメンテナンスを定期的に行う必要があります。コードやチェーンの動作を確認したり、破損したスリットや棒を修理・交換したりする必要があります。メンテナンスを怠ると、ブラインドの機能性や見た目に影響が出る可能性があります。
3.遮光性が低い
ブラインドにはスリットや隙間がありますので、完全に光を遮断することができません。特に明るい日差しや強い光源がある場合、スリットから光が漏れることがあります。
4.遮音性が低い
ブラインドは一般的に遮音性が低いと言われています。薄い素材で作られているため、外からの騒音を完全に遮音することは難しく、別途対策が必要となります。

ローマンシェードとは?メリット・デメリットは?

ローマンシェードは、窓や開口部に取り付けられる装置で、光や視線を制御するためのものです。ブラインドと似ていますが、一般的には柔らかい素材や生地でできており、スリットや棒状の構造を持ちません。主な目的は、プライバシーの確保や日差しの調節、外部からの視線の遮断などです。
一般的なローマンシェードには、1台のメカに対し前後に2枚の布を付ける「ツインシェード」と1台のメカに対し1枚の布を付ける「シングルシェード」があります。
また、ローマンシェードには以下のスタイルがあります。

引用:TOSO HP

ではローマンシェードのメリット・デメリットをご紹介していきましょう。
メリット
1.熱調節機能
シェードは、窓からの熱の侵入を制御するのに役立ちます。特に断熱性のある素材を使用することで、夏場の熱を遮断し、冬場の保温効果を高めることができます。これにより、室内の温度を調節し、エネルギー効率を向上させることができます。
2.音の吸収
シェードの柔らかな素材や生地は、音の吸収にも役立ちます。窓からの騒音を軽減し、室内の静寂さを保つことができます。特に都市部や騒々しい環境に住んでいる場合には、外からの騒音が軽減されます。
3.デザインが豊富
さまざまな素材、色、スタイルのシェードがあるため、個々の好みやインテリアに合わせて選ぶことができます。
デメリット
1.メンテナンスのむずかしさ
シェードは繊細な生地や素材でできているため、メンテナンスやクリーニングが難しい場合があります。特に特殊な素材やデザインのシェードは、取り外して洗濯することが難しい場合があります。定期的な手入れや専門業者によるクリーニングが必要になる場合があります。

ブラインド・ローマンシェードの採寸の仕方について

ここからはブラインド・ローマンシェードの採寸の仕方をご紹介します。

・窓枠の内側に取り付ける。
窓枠より室内側に出ないので、窓周辺のスペースを有効活用することができます。
メカよりもブラインド・ローマンシェードの方が横幅が小さいので窓の間に隙間ができてしまいます。

採寸方法

1.幅、高さ共に窓枠の内側を採寸します。
2.採寸した寸法より10mm引いた寸法が標準製作サイズです。
3.コードの取付位置(左右)を確認します。
4.床からの取付高さを採寸します。(コードの長さの関係)
5.窓枠の奥行を採寸します。(メカが入るかどうか)

・窓枠に取り付ける。
窓枠より外側に取付けます。窓枠より大きめに作ることが多いので窓枠との間に隙間ができません。
窓枠内に取り付けるよりも室内側にスペースが必要となります。

採寸方法

1.幅、高さ共に窓枠の外側を採寸します。
2.光漏れを防ぐため採寸した寸法より10~20mm大きめに製作することをお勧めします。
3.コードの位置を確認します。
4.床からの取付高さを採寸します。掃き出し窓に取り付ける場合は、マイナス10mmします。

・カーテンボックスに取り付ける。
カーテンボックスの中に取り付けます。

採寸方法

1.幅:窓枠の外側を採寸します。
2.高さ:カーテンボックスの天井面から窓枠下端の高さを採寸します。
掃き出し窓に取り付ける場合はマイナス10mmします。
3.光漏れを防ぐため採寸した寸法より10~20mm大きめに製作することをお勧めします。
4.コードの位置を確認します。
5.床からの取付高さを採寸します。
6.カーテンボックスの奥行を採寸します。

・カーテンレールに取り付ける。

採寸方法

1.幅:窓枠の外側を採寸します。
2.高さ:カーテンレールの下端から窓枠下端の高さを採寸します。
掃き出し窓に取り付ける場合はマイナス10mmします。
3.光漏れを防ぐため採寸した寸法より10~20mm大きめに製作することをお勧めします。
4.コードの位置を確認します。
5.床からの取付高さを採寸します。

※カーテンレールに設置する場合は、カーテンレールの強度を確かめましょう。強度が足りないと重みでカーテンレールが取れてしまいます。

 

ブラインド・ローマンシェードのコーディネートをご紹介!

ではここからはブラインド・ローマンシェードのコーディネートをいくつかご紹介していきます。

【ブラインド】

引用:ニチベイ HP

ブラインドというとアルミ素材でできており無機質なイメージがありますが、上記のブラインドは木製のブラインドです。
カーテンは野暮ったいから付けたくないけど、無機質にはしたくないという方におすすめです。ナチュラルテイストからヴィンテージテイストのお部屋まで幅広いテイストのお部屋に合わせることができます。
ただ、1枚1枚のスリットが厚い場合もあり、開いたときにたたみ代が大きくなってしまう可能性があります。
商品情報はこちらから

引用:ニチベイ HP

上記事例もウッドブラインドですが、スラットの色が一種類だけではなく、何種類かの色を組み合わせています。
ブラインドは単色のものが多いので、他と差別化ができ、アクセントにもなります。
商品情報はこちらから

引用:ニチベイ HP

上記のブラインドはポリエステルでできており、かすれを表現しています。
シャビ―な空間におすすめです。
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【ローマンシェード】

引用:TOSO HP

上記事例はプレーンスタイルのローマンシェードのボトムにアクセントを付けたスタイルです。
フラットな印象になりがちなローマンシェードですが、アクセントを加えることでメリハリが出ます。
商品情報はこちらから

引用:TOSO HP

ローマンシェードは布でできているので、カーテンと同じ柄で製作することができます。(製品によってはできない場合もあります。)
ウインドウトリートメントの種類が違っても同じ生地でコーディネートすることで空間に統一感が生まれます。
商品情報はこちらから

引用:TOSO HP

カーテンだとなかなか設置が難しいコーナー窓にもローマンシェードならすっきりと収める事ができます。
商品情報はこちらから

まとめ

3回にわたりウインドウトリートメントについてご紹介してきましたがいかがでしたか?
ウインドウトリートメントを変えるだけでお部屋の雰囲気ががらっと変わります。例えばローマンシェードはスタイルの種類も豊富でエレガントからスタイリッシュな雰囲気まで幅広い雰囲気に対応することができます。
みなさんも是非色々なウインドウトリートメントを試してみてください。

また、ウインドウトリートメントそれぞれのメリット・デメリットを知ったうえでお客様に提案していきましょう。

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