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2023.06.27

ウインドウトリートメントはカーテンだけじゃない!「ロールスクリーン」「プリーツスクリーン」について知ろう!

ウインドウトリートメントはカーテンだけじゃない!「ロールスクリーン」「プリーツスクリーン」について知ろう!

~この記事でわかること~

  • ロールスクリーンはすっきり見えて小さい窓にも相性がよい
  • プリーツスクリーンは和室と相性抜群
  • ロールスクリーン・プリーツスクリーンの取り付け方には2種類ある
  • 「ロールスクリーン」「プリーツスクリーン」のコーディネートを参考にしよう

みなさんこんにちは!
前回「ウインドウトリートメント」の「カーテン」についてご紹介しましたがいかがでしたか?

前回の記事▼
ウインドウトリートメントと言ったらこれ!ウインドウトリートメントの代表格「カーテン」について学ぼう!

今回は「ウインドウトリートメント」の中の「ロールスクリーン」と「プリーツスクリーン」についてご紹介していきます!

ロールスクリーンとは?メリット・デメリットは?

ロールスクリーンとは巻き取り式のスクリーンで、上下に巻き上げたり下げたりすることで日光や視線を遮ったり、部屋の雰囲気を調節したりします。

引用:TOSO HP

ロールスクリーンはさまざまな色、デザイン、材質があります。例えば、遮光タイプのロールスクリーンは部屋を暗く保ち、昼寝やプロジェクターの映像を見るときなどに便利です。半透明タイプのスクリーンは、自然光を部屋に入れつつプライバシーを保つことができます。
取り付けは比較的簡単で、ほとんどの場合は窓枠に取り付けブラケットを取り付け、スクリーンを巻き取りバーに固定するだけです。
ではロールスクリーンのメリット・デメリットをご紹介していきましょう。

メリット
1.簡単な操作
一般的にコードやチェーンを引っ張るだけで簡単に開閉でき、スクリーンを上下させることで、部屋への日光の量を自由に調整することができます。また、電動式のものではリモートコントロールで操作可能で、特に大きな窓や高い位置の窓に便利です。
2.選択肢の幅広さ
ロールスクリーンは様々な色、パターン、材質で利用できます。これにより、部屋のインテリアスタイルや雰囲気に合わせて選ぶことができます。また、遮光や遮熱のような機能がついたものもあります。
3.プライバシーの確保
ロールスクリーンは一枚布でできているため、下ろすことで視線を完全に遮断することができ、プライバシーを確保するのに有効です。遮光機能付きのロールスクリーンを選べば、夜間に照明の影響で内部が外から見えやすくなることもありません。
4.スペース効率が良い
ロールスクリーンは窓にぴったりとフィットするので、空間を無駄にしないというメリットがあります。これは特に小さな部屋や狭いスペースにとって重要です。

デメリット
1.限定的なデザイン
ロールスクリーンは基本的に一枚の布を使うため、デザインのバリエーションが他の窓装飾品(例えば、ブラインドやプリーツスクリーン)に比べて限定的になる場合があります。
2.完全な光の制御の困難さ
ロールスクリーンは全体を上げるか下げるかの二択なので、光の量を微調整することは難しいです。ブラインドやプリーツスクリーンのように、部分的に光を調節することはできません。また、取り付け方によってはロールスクリーンと窓枠の間やロールスクリーン間から光が漏れることがあります。
3.清掃のむずかしさ
ロールスクリーンは布製のため、汚れやほこりが付きやすく、清掃が他の窓装飾品に比べてやや困難である場合があります。特に、布によっては洗濯ができないものもあります。
4.耐久性の問題
機構上、巻き上げる部分に負荷がかかるため、使い続けると破損しやすい可能性があります。

プリーツクリーンとは?メリット・デメリットは?

プリーツスクリーンとは、その名前が示す通り、プリーツ(折り目)が施された布を使用した窓装飾品です。

引用:TOSO HP

プリーツスクリーンの最大の特徴はその折りたたみ式のデザインで、スクリーンは折りたたまれ、必要に応じて伸ばすことができます。これは、スクリーンを一部だけ開けたり閉じたりすることができ、光の量や視線をより細かく調整できるという利点があります。たとえば、下半分だけを閉じてプライバシーを保ちつつ、上半分を開いて日光を取り入れることが可能です。
プリーツスクリーンもさまざまな色やデザイン、材質があります。透明度も選べるため、透明なものから完全遮光タイプまで、部屋の雰囲気や用途に応じて選ぶことができます。
取り付け方法は、ロールスクリーンと同様に比較的簡単で、窓枠にブラケットを取り付けてスクリーンを固定します。
ではプリーツスクリーンのメリット・デメリットをご紹介していきましょう。

メリット
1.美しいデザイン
プリーツスクリーンは、折りたたみ式のデザインが特徴で、折り目が美しい影を作り出します。これは、デザイン性を重視するインテリアにおいて大きな魅力となります。
2.選択肢の多さ
プリーツスクリーンはさまざまな色やデザイン、材質があります。透明度も選べるため、透明なものから完全遮光タイプまで、部屋の雰囲気や用途に応じて選ぶことができます。
3.スペース効率が良い
プリーツスクリーンは窓に対してほとんどスペースを取らないため、小さな部屋や狭いスペースにおいても邪魔になりません。
4.プライバシーの確保
下半分を閉じてプライバシーを確保しつつ、上半分を開けて外の光を取り入れることが可能です。
5.光の調整
プリーツスクリーンは、上部や下部を独立して開閉できるデザインが多く、日光の量や視線の導入を部分的に制御することが可能です。

デメリット
1.清掃のむずかしさ
プリーツクリーンは布製のため、汚れやほこりが付きやすく、清掃が他の窓装飾品に比べてやや困難である場合があります。特に、プリーツ(折り目)の部分は埃が溜まりやすく、掃除が難しいです。
2.耐久性の問題
折りたたみ式の機構上、使い続けると破損しやすい可能性があります。特に、日光や湿気に弱い素材を使用している場合、色褪せや型崩れが起きやすいことがあります。
3.価格
プリーツスクリーンは製造過程が複雑で、材料費もかさむため、他の窓装飾品に比べて価格が高いことがあります。
4.完全な遮光性の欠如
プリーツスクリーンは完全な遮光を期待する場合、特に深い色のものを選ばなければならず、部屋の明るさを犠牲にする可能性があります。また、取り付け方によってはプリーツスクリーンと窓枠の間やプリーツスクリーン間から光が漏れることがあります。

ロールスクリーン・プリーツスクリーンの採寸の仕方について

ここからはロールスクリーン・プリーツスクリーンの採寸の仕方をご紹介します。

まず、ロールスクリーン・プリーツスクリーンは主に以下の2つの取付方法があり、採寸方法が異なります。

・窓枠の内側に取り付ける。
窓枠より室内側に出ないので、窓周辺のスペースを有効活用することができます。
メカよりもスクリーンの方が横幅が小さいので窓の間に隙間ができてしまいます。

採寸方法
1.幅、高さ共に窓枠の内側を採寸します。
2.採寸した寸法より10mm引いた寸法が標準製作サイズです。
3.コードの取付位置(左右)を確認します。
4.床からの取付高さを採寸します。(コードの長さの関係)
5.窓枠の奥行を採寸します。(メカが入るかどうか)

・窓枠(壁・天井)に取り付ける。
窓枠より外側に取付けます。窓枠より大きめに作ることが多いので窓枠との間に隙間ができません。
窓枠内に取り付けるよりも室内側にスペースが必要となります。

1.幅、高さ共に窓枠の外側を採寸します。
2.光漏れを防ぐため採寸した寸法より10~20mm大きめに製作することをお勧めします。
3.コードの位置を確認します。
4.床からの取付高さを採寸します。掃き出し窓に取り付ける場合は、マイナス10mmします。

ロールスクリーン・プリーツスクリーンのコーディネートをご紹介!

ではここからはロールスクリーン・プリーツスクリーンのコーディネートをいくつかご紹介していきます。

【ロールスクリーン】

引用:TOSO HP

こちらのロールスクリーンは調光ができるロールスクリーンです。
また、上記画像のTOSO「ゼブラシークル」は厚地部分が遮光となっています。

 

引用:TOSO HP

のっぺりしがちなロールスクリーンですが、画像のロールスクリーンはピンクとグレーのグラデーションになっており、全開全閉で表情の違いを楽しめます。
また、こちらも調光ができるロールスクリーンです。

【プリーツスクリーン】

引用:TOSO HP

上記画像は和紙のような独特の透け感を演出することができるプリーツスクリーンです。
和室にぴったりですよね。

 

引用:タチカワブラインド HP

こちらのプリーツスクリーンはタチカワブラインドの「フィーユペア」という商品です。
室内側から見えるコードとコード穴が見えない仕組みになっており、生地の美しさを引き立ててくれます。

まとめ

今回は「ロールスクリーン」「プリーツスクリーン」についてご紹介しましたがいかがでしたか?
カーテンとはまた違う雰囲気になりますよね。
ロールスクリーンやプリーツスクリーンは並べて配置する際に、間にすきまができる可能性が高く、光が漏れてしまうので提案する際は気を付けてください。

また、ウインドトリートメントそれぞれのメリット・デメリットを知ったうえでお客様に提案していきましょう。

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