~この記事でわかること~
- この空間に使われている素材の詳細
- 素材が空間にもたらす効果
この素材使いたい!と思っても、どこのメーカーの商品かわからない・・・なんてことありませんか?
素材探しには時間がかかりますよね。そうするとお客様への提案もなかなかスムーズにいかない・・・といった悩みをもっている設計デザイナーの方は多いのではないでしょうか。
そんな方に必見!
写真を交えて、”この空間はどんな素材によって生み出されているのか” をご紹介します!
目次
1.洗面壁:アクセントタイル
【商品説明】
洗面カウンター正面壁に採用したのは、色味の濃淡が空間にラフさと奥行きを出してくれる平田タイルのスパチュラシリーズのものです。イタリアでお菓子作りに使うゴムヘラ「スパチュラ」を、実際に施釉後に使用することで かすれた味わい深さを表現したというこのタイルは清潔感とともに温かみがあるのが特徴で、木カウンターや笠木との組み合わせによってカーム(Calm)な印象を持たせることができます。
2.キッチン壁:アクセントタイル
【商品説明】
キッチン正面壁は洗面とは対象的に、スタイリッシュなデザインの名古屋モザイク・IPボーダーシリーズを採用しています。98×12.5mmというコンパクトなサイズ感と細目に設定した目地によって、洗練された爽やかな印象をもたらします。壁付けキッチンは、キッチンカウンターやシンクが目に触れるためどうしても生活感が出やすい部分ですが、無機質でミニマルなタイルをアクセントとして使用することで、空間に程よい緊張感と清潔感を演出できます。
3.LDK壁:AEP塗装
【商品紹介】
お部屋全体の壁面は、AEP塗装の3部艶で仕上げられています。色味は、通常の”白壁”として良く使用される「N-93」「22-85A」よりも少し黄味の強い「19-92B」を3分艶で塗り上げることで、お部屋全体が柔らかな光で包まれる落ち着いた空間に仕上がっています。この黄味より壁色は、家具やフローリングに使用されているクルミ/ナラ等の木材との相性もとても良く、淡くナチュラルな雰囲気を作り出します。
いかがでしたでしょうか。
今回はカームナチュラルなお家についてご紹介しました。
淡い色味と木の表情を基本にした優しい雰囲気の中にも、細部に直線的でミニマルな要素を残すことで、暖かさと都会的でスタイリッシュな両方の雰囲気を合わせ持つ空間に仕上がっています。マルニ木工やカリモクなどの和モダンな家具との相性が◎なのはもちろんのこと、北欧家具やアンティーク家具も素敵に見せてくれる、流行りに囚われることのないタイムレスで落ち着いた大人のテイストです。
ぜひ、皆さんも参考にしてみてください!
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