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2020.02.20

結露のアレコレ。マンションリノベで気を付けること、 原因と対策について解説

お客様の生活環境に大きな影響がでる結露。設計段階で結露対応をしておくことはとても大事になります。またお客様のライフスタイルによって100%結露を防ぐことができないため、お客様へ説明をきちんと行う必要もあるため、結露の仕組みと対策についてしっかり理解しておきましょう。

結露とは

結露(けつろ):固体状態における物質の表面、または内部で、空気中の水蒸気が凝縮する現象です。

理科の授業にもありましたが、空気中の水蒸気が冷やされることで凝縮され 水滴に代わる現象をさします。
コップに冷たい水を入れると表面に水滴が付きます。これも、コップの表面に結露が生じてるからです。 これをマンションに置き換えると、コップが窓ガラスやコンクリート躯体に 相当します。
加湿器を付けて4人で過ごすお部屋の中の水蒸気が、冬の外気 に冷やされたガラスや外壁に接する事で水蒸気が冷やされ、水滴として不着 し、結露が生じます。

結露を放っておくと・・・

結露の対策をせずに放置してしまうと、どうなるか? カビになります。
カビのほかにも、ダニが発生しやすくなり、最終的にはカビの胞子やダ ニの死骸やフンが、ぜんそくやアレ ルギーの一因ともいわれるアレルゲ ンになります。
日本の高温高湿の環境が結露を生じやすい環境である事を理解し、 カビやダニが好む湿気環境を予防していくことが重要になります。

表面結露と内部結露について

●表面結露

室内側の壁体表面温度が室内の露点温度より低いと温度差により「表面」に水滴が付着する現象です。
冬場に窓・窓サッシや断熱を施してないコンクリートの壁面などに見られる現象です。

●内部結露

壁体などの内部で結露する現象です。室内の高温の空気(湿気)が壁体内や2重サッシュの間に入り込むと内部の露点温度以下に下がった所で結露します。
内部結露が生じた場合、材料の腐朽・損傷や断熱性が低下します。

結露対策について

今回は、マンションリノベーションの結露対策として「表面結露」を中心にご説明いたします。
マンションそのものの構造や立地条件、同じマンション内でも部屋の位置によって結露状況は異なりますので、現地調査時に結露跡やカビ発生の痕跡がないかしっかり確認する必要があります。

次に結露が発生し、カビ発生が見つかった場合、カビは根を絶やしておかないとすぐに繁殖していますので、必ず除去対応が必要となります。
解体前の既存状態で結露が発生している場合(サッシ木枠、壁造作などについて)は、まずはカビ除去対応を行い、防カビ対策を行った上で結露対策を行います。解体後にカビ発生が見つかった場合もカビ除去対応を行います。

以下は、表面結露で起こりうる原因・対策をまとめたものになります。

原因

対策

●断熱の問題
断熱の種類、施工技術、劣化
●断熱対策
床壁天井の総合的な断熱対策。
軽量鉄骨やRCなどの場合、結露の発生しやすい熱橋部(ヒートブリッジ)に断熱補強を行う方法もある。
●換気の問題
機械換気、自然換気、空気の流れ。
●換気対策
機械換気+自然換気をうまく組み合わせる。
●暖房方式
水蒸気が多く出る、FFストーブや、ポータブルストーブなどの利用
●換気・暖房調整
ウィンドヒーターの活用。
●生活スタイル
炊事洗濯、また多くの観葉植物があるなど水蒸気が発生しやすい環境。
●換気と除湿対策
24時間換気や植物の周りには調湿効果のある素材(エコカラット・珪藻土など) を施工する。除湿器を利用する。

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