~この記事でわかること~
- ウインドウトリートメントは窓周りの主役!
- カーテンは様々な性能が備わっておりメリット沢山
- カーテンと窓の間の湿気には注意しよう
- ひだによっても雰囲気が変わってくる
- カーテンのコーディネートを参考にしよう
みなさんこんにちは!
みなさんは「ウインドウトリートメント」と聞いて、どのようなものを思い浮かべますか?まず最初に「カーテン」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。他にもロールスクリーンやブラインドなど様々なウインドウトリートメントがありますよね。
そこで今回は窓周りの主役「ウインドウトリートメント」の種類とその中でもカーテンに焦点をあてて詳しくご紹介していきます。
これを機にウインドウトリートメントについて詳しくなっていただけると嬉しいです。
目次
ウインドウトリートメントの種類とは
まず初めにウインドウトリートメントの種類をご紹介していきます。
1.カーテン
引用:リリカラHP
一般的に知られているウインドウトリートメントのひとつが「カーテン」です。
カーテンの中でも「レースカーテン」と「ドレープカーテン」の2種類に分けることができます。
「レースカーテン」はその名の通りレースのカーテンで、透過性がある薄手の生地でできています。一方「ドレープカーテン」はレースカーテンに比べ透過性がないものが多く厚手の生地でできています。
今回はこの「カーテン」について詳しく説明していきます。
2.ロールスクリーン
引用:TOSO HP
スクリーンという布を窓に垂らし、付属のコードで上部に設置したロールパイプに巻き取っていくカーテンの事です。
大窓だけでなく小窓にも有効で、機能性や生地の種類も様々です。
3.プリーツスクリーン
引用:TOSO HP
ジャバラ状の生地を折り畳んだり広げたりして開閉し、窓からの採光を調光するアイテムです。生地を1枚だけ使うものと2枚使うものがあります。
生地に不織布を使うことが多く、不織布独特の光の入り方が和室の雰囲気とマッチし、和室の窓のウインドウトリートメントとして使われる事が多いです。
4.ブラインド
引用:TOSO HP
ブラインドとは「覆い隠す」という意味で、板状のスラットと呼ばれるものを何枚か糸で繋ぎ、横に付けたポールで角度を調整し、採光を調光します。
スラットは縦型と横型があり、カーテンに比べ直線が強く出るためスタイリッシュなイメージになります。
素材はアルミがメインの為、浴室の窓に使われることが多いですが、近年では木製のスラットなどもあり、木製のブラインドはインダストリアルテイストの空間によく使用されます。
5.シェード
引用:リリカラHP
ロールスクリーンのように一枚の布を垂らしていますが、巻き取っていくのではなく下からジャバラに畳んでいき、開閉を行います。
畳み方も何種類かあり、それにより雰囲気が異なってきます。
カーテンのメリットデメリットは?
全てのウインドウトリートメントを細かく説明していくととっても長くなってしまうので、今回はカーテンをご紹介していきます。
【メリット】
1.遮光性能
ドレープカーテンの生地には遮光性能が備わっているものがあります。遮光性能は1級から3級まであり、1級の遮光率は99%となっています。外の光で眠れない人にはお勧めの機能です。
2.UVカット性能
主にレースカーテンの生地に備わっており、ドレープカーテンを閉めなくても紫外線をカットすることができます。生地にもよりますが最大で紫外線を99%までカットしてくれます。遮光せずに紫外線をカットしたい人にお勧めの機能です。
3.断熱・保温性能
カーテンには室内の空気を外に逃がさず、室内を保温する効果があります。
断熱・保温効果を高めるにはカーテンと床との隙間を作らず、室内の空気が逃げる隙間をふさぎましょう。
また、カーテンの生地が厚い方が断熱・保温効果があります。
4.生地の種類が豊富
生地の種類が豊富なので、どんなテイストのお部屋にも合わせることができます。また、後ほど説明するカーテンの生地の量等によっても雰囲気が異なってきます。
カーテン生地でクッションカバー等を作ることもできるので、より統一感のあるお部屋をつくることができ、おしゃれ度も増します。
【デメリット】
1.カビが生えることがある
カーテンと窓の間に湿気が溜り、カーテンや壁にカビが生えてしまうことがあります。
湿気が溜まりやすい場所にカーテンを取り付ける場合は十分注意しましょう。
2.部屋が狭く見えてしまう場合がある
カーテンを開けると、窓の横にカーテンが溜まるので部屋が狭く見えてしまいます。また、もたついて野暮ったく見えてしまうことがあります。
カーテンの採寸の仕方について学ぼう
突然ですが、みなさんは実際にカーテンを測ったことがありますか。
ここからはカーテンの採寸の仕方をご紹介します。
実はカーテンは窓枠と同じサイズの生地を用意するのではなく、カーテンの横幅よりも少し大きいサイズの生地を用意します。カーテンの上部に折り目を作っていくのですが、その部分を「ひだ」と呼び、ひだが多い方がドレープがしっかり出て高級感が出ます。
引用:サンゲツHP
また、ひだをほぼ取らない「フラットカーテン」と呼ばれるドレープがない平らなカーテンもあり、ドレープがあるカーテンに比べカジュアル・ナチュラルな印象になります。
カーテンの基本的な採寸の仕方は以下となります。
仕上がり巾:レールの長さ×1.05(カーテンのゆとり分)
仕上がり丈(掃き出し窓):ランナーから床までの長さ-1㎝
仕上がり丈(腰窓):ランナーから窓枠までの長さ+15㎝~20㎝
ドレープとレースを組み合わせる場合、レースの丈の長さはドレープより1㎝短くします。
また、カーテンを開けた時にカーテンを止めるものを「タッセル」といいます。
タッセルも色々な種類があり、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
カーテンのコーディネートをご紹介!
ではここからはカーテンのコーディネートをいくつかご紹介します。
折角なので少しアレンジを加えたコーディネートを中心に紹介していきます。
引用:サンゲツHP
こちらはレースを室内の内側に取り付ける「フロントレース」といい、レースが主役となるスタイルです。
フロントレースにする際はドレープカーテンの丈より、レースカーテンの丈を2.3㎝長くしましょう。
レースカーテンを引き立たせるためにドレープカーテンは無地がお勧めです。
レースカーテンはオーガンジーの生地やデザイン性あるレースの方がフロントレースに合います。また、ひだをあまりつけない方がレースが引き立って綺麗です。
引用:サンゲツHP
こちらはカーテンの生地を途中で切り替え2色使いにするスタイルです。切り替え方法は上部もしくは下部にアクセントを持ってくるパターンや縦に切り替えてサイドにアクセントを持ってくるパターンがあります。
通常のタイプに比べ一気にオシャレ感が増しますよね。
組み合わせは初心者の場合、無地×無地もしくは無地×柄から始めてみましょう。
引用:サンゲツHP
カーテンはひだがあるものと思っている方も多いのではないでしょうか。こちらは先ほど少しご紹介しました「フラットカーテン」です。
ひだが無い為すっきりとしたイメージで、そこまでお部屋に圧迫感も与えません。
また、柄がしっかりと見えるので柄を楽しみたい人にお勧めです。
リネンのような素材感のある生地にもぴったりのスタイルです。
ひだがあるタイプに比べて生地が少なく済むのでお財布にも優しい!
なお、重厚感のあるお部屋にフラットカーテンを合わせると、少し雰囲気が異なってしまうかもしれません。
まとめ
今回は「カーテン」についてご紹介しましたがいかがでしたか?
お部屋の雰囲気を左右する「カーテン」、カーテンが内装の雰囲気に合ってないと折角の内装が台無しになってしまいますよね。
また、一概にカーテンと言っても意外と奥が深く、インテリア性だけでなくライフスタイルに合ったカーテンを選ぶことが重要です。
この機会に是非メーカーのショールームなどに足を運んでカーテンに触れてみてください。
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