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2023.06.08

「建築CAD」とは!?主要CADやスキルの身に着け方など解説します!

「建築CAD」とは!?主要CADやスキルの身に着け方など解説します!

~この記事でわかること~

  • CADスキルとは建築に携わる上で必要なスキルの一つ
  • 使いやすいCADソフトを選ぼう
  • スクールやインターネットをうまく活用し、スキルを身につけよう
  • CADを使う上で建築知識も必要必要

みなさんこんにちは!
建築業界に携わるにあたり、なくてはならないスキルが「建築CAD」です。
この記事を見てくださってる方々の中には異業種からの転職を考えている方もいるのではないでしょうか。中には「建築CAD」って何?って思っている方もいるかもしれません。
そこで今回は設計ツール「建築CAD」の種類やスキルの身に着け方などをご紹介していきます。

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設計ツール「建築CAD」とは?

建築CADとは、「キャド」と読み、一言でいうとパソコン上で図面を書くことができるソフトウェアです。昔は手書きで図面を書いていましたが、現在ではほとんどがパソコン上で図面を書いています。
(建築士の製図試験は手書きですが・・・)
もちろん図面を書くためには建築物の構造や仕組みを理解した上で書くので、建築CADが使えるだけでなく建築物の構造が分かっていることは大前提です。

また、一言でCADといっても色々な種類があります。ここでは一般的に使われている建築CADソフトをご紹介します。

 

【Auto CAD】

引用:Auo CAD HP

オートキャドと呼ばれアメリカのオートデスク社が1982年に開発したCADです。約40年の歴史があり、世界で最も使われています。
2D、3Dどちらも作製することができ、建築・土木・設備など様々な分野で活用されています。

【特徴】
・拡張性が高い
APP storeの拡張機能で様々な機能を追加することができ、使いやすいようにカスタマイズすることができます。
・初心者でも使いやすい
日本人でも馴染みやすい操作性のため、そこまで複雑ではありません。
・汎用性が高い
世界で一番使われている為、データがやり取りしやすいです。
また、求人の必須条件や推奨条件にAuto CADを載せている企業が多いため、転職の際にも有利になります。最初にCADを覚えるのであればAuto CADの取得をお勧めします。

【費用】
サブスクリプションになります。
1か月契約:8,800円(税込み)
1年契約:71,500円(税込み)
3年契約:214,500円(税込み)
※最新バージョンを30日間無料でお試しすることもできます。

詳細はこちらをご確認ください。
AutoCAD とは | AutoCAD の特長や機能 | Autodesk 公式

 

【Jw_CAD】

引用:窓の杜 HP

ジェーダブルキャドと呼ばれ、25年前に日本人が作成した2Dのフリー汎用ソフトです。他のCADと異なり、無料で使うことができるため、日本ではAuto CADと並んで利用者の多いCADソフトです。
Windowsの対応となっていますが、有志でMacでも対応するJW-CAD for Macが作成され配布されています。

【特徴】
・操作が簡単
クロックメニューという、マウスで素早く操作ができる時計の形をしたショートカットメニューがあります。
また、建具・設備などを簡単に作製できる機能が備わっています。
・2.5D機能
簡単にワイヤーフレームでパースを作製することができます。

【費用】
無料

詳細はこちらをご確認ください。
Jw_cadのページ (jwcad.net)
JW-CAD for Mac
JW-CAD for Mac (Mac版Jw_cad) by KEINOS

 

【Vector works】

引用:Vectorworks HP

ベクターワークスと呼ばれ、アメリカで開発されたソフトです。
アーキテクト、ランドマーク、スポットライト、デザイナーという4種類の商品があり、使用用途に応じて選ぶことができます。建築・内装設計の用途で使用するのであれば「アーキテクト」になります。

【特徴】
・オールマイティーなCADソフト
ベクターワークス1台で2Dはもちろんのこと、3D、BIMや表計算機能まで全て対応しています。
・使いやすい2D作成機能
元々はミニキャドという2D作成ソフトから始まったため、特に2Dが使いやすく直感的に操作が可能です。

【費用】
・サブスクリプション版:245,300円(税込み)
・スタンドアロン版(Fundamentals):368,500円(税込み)
※1つのライセンスで2台のパソコンにインストール可能
・ネットワーク版(Fundamentals):1,842,500円(税込み)
※インストール台数の制限なし

詳細はこちらをご確認ください。
Vectorworks 2023 (aanda.co.jp)

 

【Revit】

引用:Revit HP

レヴィットとはBIMソフトの一種で、世界中で高いシェアを占めています。BIMとはBuilding Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)の略称で、3Dのモデル上で設計・施工・維持管理までの情報を一元管理するソフトで現在主流になりつつあります。

【特徴】
・BIMに特化している
概念設計から施工・管理までワンストップで活用することができます。

【費用】
サブスクリプションになります。
3年契約:1,283,700円(税込み)

詳細はこちらをご確認ください。
Revit ソフトウェア | Revit 2023 正規品 価格と購入 | Autodesk

建築CADスキルの身につけ方

建築を学校で学んできた方は恐らく授業で建築CADの勉強をしたと思います。
では建築CADはどのようにして学ぶのが良いのでしょうか。主な方法を3つご紹介します。

1.独学で学ぶ
それぞれの建築CADについての参考書が沢山発売されています。それらを参考にして学ぶことは可能です。また、現在では様々なHPやYouTube等でも使い方についての情報が載っているのでお金をかけずに建築CADを学ぶことができます。全くの初心者の場合、他の方法に比べ時間がかかるかもしれません。

2.学校に通う
CADを学ぶための専門学校や資格スクールもあります。講師が基礎から教えてくれ、分らないこともその場で聞くことができるので短期間で効率よく学ぶことができます。まったくの初心者はこちらの方が良いかもしれません。
なお、1.2日のセミナーなどもあります。

3.職業訓練を利用する
職業訓練とは働くうえで役立つ資格やスキルを取得できる公的な制度の事です。失業中に通うことができ、職業能力開発校や民間の資格専門学校等で授業を受けることができます。

CADを使った仕事はどのようなものがあるの?

建築関係でCADを使う仕事の代表は「CADオペレーター」です。
CADオペレーターとは、設計担当者やデザイナーが考えたデザインをパソコン上で図面に落とし込む人のことをいいます。住宅やビル等の建築物からインテリアデザイン、設備設計など建築業界の中でも幅広い分野で活躍しています。

どんなところで働いているの?
ハウスメーカー、ゼネコン、建築事務所、建設コンサルタント、など、建築・土木関係の企業ではほぼ全てにCADオペレーターがいます。
また、インテリアデザイン会社にもCADオペレーターは属しています。
所属する企業によって、作成する図面は異なります。例えばハウスメーカーだと住宅関係の図面が主ですが、インテリアデザイン会社に属する場合は家具の設計図や3Dを作成します。

厚生労働省によるとCADオペレーターの平均年収は415万程度となっています。年収に関しては属している企業によって差が出てきます。また、CADオペレーターは女性が多く、時短勤務やパートのような勤務形態で働いている人も多いです。自宅でもCADの操作は可能なため、求人情報を見ると「在宅ワーク可能」としている企業もあります。

また、CADオペレーターはAIに代替される仕事として言われていますが、それでも人間でないとできない仕事もある為、全てがなくなる訳ではないでしょう。

まとめ

今回は建築CADについてご紹介しましたがいかがでしたか?
重要なのは、CADのスキルだけで図面を書くことではなく、建築知識も伴って初めて図面を書くことができるのです。建築業界で就職を考えている方はCADのスキルだけではなく、同時に建築知識も身につけましょう。

 

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