~この記事でわかること~
- 先輩の体験談で学びを得ましょう!
- カーテンやブラインドは現調方法はしっかり確認しよう
- 取り付ける位置や下地を入れる箇所はしっかり指示
目次
「みんなの失敗談」とは?
多くのことをお客様と一から決めて、多くの方が関わり作り上げていくリノベーションによる「住まい」。どうしても失敗によるトラブルは発生してしまいがちです。しかも、住まいは工事中であれば常に後ろに次の作業が控えていますし、既にお引渡しをしていれば住んでいる状況ですので早急な対応が必要です。一方で住まいに関するトラブルは知識と経験に伴い、対応スピードは左右されてしまうことも多いでしょう。
「どうしよう、、」
「何が原因なんだろう、、」
「お客様になんて言おう、、」
こんなことを考え始めただけでパニックに陥り、初手が遅れてしまい、場合によってはさらなるトラブルを生んでしまうかもしれません。過去の失敗談でも先輩方の貴重な体験談をご紹介していますが、今回は施工での失敗談を一つご紹介致します!無いことを願いますが、万が一、似た様な失敗をしてしまった際に参考にしてみて下さい。
そこで、今回は【みんなの失敗談/番外編】として、あるリノベの先輩に、インテリアのキーであるカーテンやブラインドなど窓まわりに付ける「ウィンドウトリートメント」に関係する失敗談をいくつか伺いました!引き渡し直前に窓まりの事で問い合わせがあった事ありませんか?実践での対応方法や、心構えの参考してみて下さい。
ケース①カーテンの幅が足りない!?
お部屋のクリーニングも終わり、最後にカーテンを取り付けた所、「あれ?カーテンの幅が足りない・・・」
一体なぜでしょう?
原因は2つ。1つ目はカーテン幅の採寸時に、カーテンレールを基準に測るのではなく、図面に記載の窓寸法を基準に図ってしまったのです。もう1つは、採寸した後にカーテンのゆとり分の加算を忘れてしまったのです。カーテンの幅の採寸方法は、カーテンレールについている固定ランナーの端から端までを一般的に測ります。展開図、建具表などの図面には窓しか載っていない事がほとんどで、カーテンレールまでの記載はありません。
そのため、カーテンのサイズを測る際は図面をもとにではなく、実際に取り付けられているカーテンレールをもとに採寸が必要になります。また、採寸した寸法通りにカーテンを作成すると、カーテンを閉めた時に少し隙間ができてしまいます。種類にもよりますが一般的にゆとり分として採寸した寸法に5~10%程余分をみておくのがポイントです。設置する製品のメーカーや制作元などに必ず確認とり進めましょう。
引用元:AC photo
ケース②ブラインドのサイズが合わない!?
最近はカーテンの代わりにブラインドを設置するお客様もいらっしゃいます。しかし、オーダーでブラインドを作成したのにも関わらず、取り付けようとしたら、「あれ??ブラインドが窓枠内に収まらない・・・」なんて話を聞くことがあります。原因は既存の窓枠ピッタリの寸法でブラインドをオーダーしてしまった為、サイズが大きく窓枠の内側に入らなかったのです。
ブラインドを窓の枠内で取り付ける場合は、窓枠の内法から1〜2cm引いたサイズでオーダーするのが一般的です。また、ブラインドはカーテンに比べ確認するポイントが多いので、採寸の際は窓の図を用いたチェックリストを用意すると抜けがなく採寸できるのでおすすめです。カーテン同様差し引く寸法が異なりますしチェックしないといけないポイントも異なりますので必ずメーカーや制作元などに必ず確認とり進めましょう。
引用元:PhotoAC
ケース③下地が入ってなかった・・・
その他にカーテンレールやブラインドの設置予定の場所に、下地を入れるという指示をし忘れて、荷重のあるカーテンレールやブラインドが取り付けられない。という失敗談もあります。
最近は窓周りのデザイン方法も多様です。カーテンなどを取り付けない方もいるほどで、職人さんが気を使って指示なしで下地を入れてもらえることは基本ないと考えておきたいです。取り付けるものによっては石膏ボードにボードアンカーを駆使して取り付けられますが、将来的に重さのあるものに付け変えることも考えられるため、はじめから下地を入れておくことがベターかと思います。細かい所ですが工務店さんとコミュニケーションを取りながら是正の無いようにしましょう。
引用元:PhotoAC