~この記事でわかること~
- 風水とは?
- 方角ごとの運気の良い部屋・悪い部屋
- 簡単にできる風水を取り入れたインテリア
間取りを考えるうえで、風水を取り入れるお客様は少なからずいるかと思います。
とはいえ、「風水を取り入れて間取りを考えたい。」と言われた時、風水に馴染みがないためデザイナーの皆さんは戸惑ってしまうかもしれませんね。そこで、今回は風水の説明と間取りとの関係をご紹介します!
あくまでも、風水を取り入れたいお客様と話ができる基本的な内容ですので、積極的に風水を取り入れた間取りを提案したい場合は風水の先生に相談して間取りを考えていって下さい。
目次
風水って何?
風水という言葉はよく耳にしますが、では具体的にどんなものなのでしょうか。風水とは古代中国で誕生した「環境学」です。分かりやすくいうと、風水とは身の回りの環境を使って運を導いていこうという考えと言われています。具体的に説明すると、風水の基本は「陰陽五行説」に基づいています。
陰陽五行説??って思いますよね。自然界に存在するものは「火・土・金・水・木」の5行からできており、「陰」「陽」のどちらかを持ち合わせているという考え方です。そしてそれぞれ相性というものがあるようです。
ちなみに家相は日本独自で発達したものになります。お家づくりに風水を用いる人はこの相性とそれぞれのバランスを保ちながら間取りを決めています。
とても簡単に説明しましたがなんとなく分かりましたか……….?
間取りとの関りについて
では、具体的に間取りにどう取り入れたら良いの!?という事を説明していきます。まず、風水では方角も五行を基に考えられており、方角によって相性の良い部屋、悪い部屋があります。一番耳にする事が「鬼門」。これはお家の中心から北東方面を指しており、邪気の通る道とされています。
この方位と相性の悪い部屋は以下です。
- 「トイレ」
- 「玄関」
- 「お風呂」
逆に観葉植物とは相性がよいと言われています。また、家族が集まるリビングは一般的には「東南」「南」が良いとされています。明るく陽当りの良いリビングは運気UPに繋がります。一般的に考えても南東や南向きのリビングは気持ちが良さそうですよね。
ダイニングキッチンは性質の違う「火」と「水」を使う場所で、風水ではデリケートな場所なんです。運気が良いと言われている方位は「東」「東南」。明るく風通しが良い場所がおススメです。これらは風水を気にする人なら話題に上がりやすいポイントです。
ワンポイントで小物を取り入れてみよう。
またインテリアとしてワンポイント小物を取り入れるだけでも風水効果はあります。間取りで取り入れられなくても、インテリア小物や方角ごとの相性の良いカラーを取り入れながら少しでも凶の気を減らすこともポイントです。ここでは特に提案しやすい2か所を取り上げます。
・玄関
玄関は運気の入口とされています。
玄関をきれいにすることで運気の流れが良くなるとされています。邪気を払い落とす効果のある玄関マットの提案や開運アップ効果のある観葉植物の提案してみてはいかがでしょう。
・キッチン
キッチンは金運と健康運に強い影響を与えると言われているそうです。キッチンも玄関と同じく整理整頓をし、きれいに保つのは不可欠とされています。扉付きの収納にしたり、掃除のしやすいコンロの提案、また、キッチンで発生するゴミは悪運もたまりやすいので、室内に広がらないよう蓋つきのゴミ箱を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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