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2021.03.08

【前編】マンションリノベの見積書にはどんな種類や項目があるの?

~この記事でわかること~

  • 見積書の種類って?
  • 設計料・諸経費・現場管理費って何?
  • お客様からの信頼を失う事になりかねないので見積提出は慎重に!

皆さんは見積書の説明で苦労したことはありませんか。例えば「〇〇は含まれているの?」や「他社はこの項目が安い」など一度は聞かれた事があると思います。今回は見積書の種類や項目、説明の仕方をお伝えしたいと思います。

 見積書の種類って?

見積書の内容を説明する前にまず見積書の説明をします。見積書には概算見積もりと最終見積もりがあります。

1.概算見積書

お客様の要望を聞いて、一番最初におおよその金額を伝えるものです。平米数から算出することが多いので、今までの事例から平米単価を割り出しておくとお客様から聞かれたときにスムーズに答えられます。ポイントとしては〇〇万という形で言わず、〇〇万~〇〇万というように含みを持たせて伝えたり、概算見積もりの仕様を伝えることです。
また、概算見積もりはあくまでも概算ということをきちんと説明しましょう。お客様の要望に応じて金額が大きく異なってくるので要注意です。例えばキッチン1つとってもグレードによって金額は全然違いますよね。

2.最終見積書

お客様と打合せの上、着工前の最終的な見積もりです。内容はお客様の要望を厳密に反映した内容になっています。但し、解体前での見積提示をすることが多いので、解体後に予期せぬ追加工事が発生する可能性があることをきちんと説明しましょう。

 見積項目について

次に、見積書の大枠を説明していきます。リノベーションの見積は明細が細かくなる為、項目ごとに明細を記載していくことが多く、大項目ー中項目ー明細というような形が一般的です。項目分けは会社ごとに異なりますが、一例として大項目はこのような内容です。

中項目の一例はこのような内容です。

明細は中項目の工事内容の説明や仕様を記載します。備考や仕様欄に記載しましょう。初めて見積もりを説明するときは自分の言葉で説明できるように練習しましょう。先輩方にお客様役になってもらって、ロープレをすると良いと思います。

 見積内の用語について

見積書内でよく使われる言葉を紹介します。専門用語を知らないお客様も多いので、説明する時は分かりやすい言葉に言い換えて説明しましょう。

  1. 材工:材料代と工事を含めてということ。
  2. 一式:細かい明細を一つにまとめること。
  3. VE:バリュー・エンジニアリング。機能を変えずに材料などを変更し費用を落とすこと。
  4. 上代・出し値:お客様に提示する金額。
  5. 下代・下値:工事原価や資材の仕入原価。
  6. ワンプライス:主にメーカーが商社を通さずに直接販売している商品に該当し、上代と下代が一緒の商品の事。

 見積作成時の注意点って?

ここからは見積作成時の注意点、抜けがちな箇所について説明します。

  • 見積の条件はしっかり記載しましょう。電気・水道はご支給願いますなど・・・
  • 日付は必ず記入しましょう。何回も提出することがあるので、お互いに間違えないようにする為です。また、変更内容を追えるように古い見積書に上書きするのではなく、古い見積書は残しておきましょう。ちなみに、変更点は色を変えたりすると分かりやすいです。
  • 型番があるものは記入しましょう
  • エレベーターが使用できない場合は、荷揚げ費用が必要となる場合があります。
  • フローリング材や下地など材料は予備費用(ロス分)も見込んだ数量にしましょう。筆者は通常110%としていました。
  • 見積提出時にオプション項目は参考として金額を明記することをお勧めします。
  • 予算オーバーとなってしまった場合、あらかじめVE案を考えておくと打ち合わせがスムーズになります。

 設計料・諸経費・現場管理費って何?

見積をお客様に提出する時によく聞かれるこの項目。その3項目について簡単に説明します。お客様からしても目に見えにくい金額なので質問される事も多いのですが、リノベーションを進めるにあたり必要な費用となります。

  1. 設計料:その名の通り設計する際のデザイン料となります。具体的には打ち合わせ費用・図面の作成・修正費用などです。相場は10~20%程度です。
  2. 諸経費:会社を維持する経費で、具体的には交通費、事務所維持費、通信費などです。相場は10~15%です。
  3. 現場管理費:現場を順調に進めるための現場管理者の人件費等の費用です。会社によっては設計料、諸経費を敢えて計上せず、その分の各項目の単価に金額を上乗せしている会社もあります。

 見積が完成したら・・・

見積が完成したら、図面との整合性を必ずチェックしましょう。先輩方にダブルチェックしてもらうのも良いでしょう。
また、見積の内容を自分自身でもきちんと理解しましょう。業者さんからの見積に利益を乗せ、自分で理解せず見積を提出してしまうと、説明するときに説明できません。予め、自分の言葉で説明できるようにしましょう。
会社によって同じ項目でも積算範囲が異なる場合も多いので、見積書に何が含まれているか、何が含まれていないかはきちんと説明しましょう。見積が間違っていたり、お客様からの質問にきちんと答えられないとお客様からの信用を失ってしまいますので要注意です。