設計職や建築学生の皆さんなら、どうしても手放せない愛用道具ってありますよね?
設計では、製図用のシャーペンや三角スケールなど、設計専用の道具が多いからこそ、自分に合ったものを探したいと思う人が多いのではないでしょうか。
「どうしてもこのサイズのノートがいい。」「このペンを使えば、気分が上がる。」などなど。その人によって愛用理由も様々あります。
では、皆がどんな愛用道具を持っているのか気になりませんか?
この企画では、リノベ設計職だからこそ紹介できる、彼らの様々な愛用道具を紹介していきます。
▲今回インタビューに答えてもらったのは、組織設計事務所に8年勤め、病院やオフィス事務所など大きな案件の意匠設計を行った後、リノベーション会社へ転職した斉藤さん。
現在は、一棟リノベーションの設計に関わり、プロジェクトマネージャーを行っています。
目次
かっこいいデザインと描き心地にこだわる「ラミー safari black 万年筆」
safari black 万年筆/LAMY(ラミー)
普段のメモやちょっとしたスケッチに使っています。万年筆が欲しいと思い、3年くらい前に文房具屋で自分の気に入ったデザインを購入しました。
ブラックボディーがかっこいい
シンプルに、全部ブラックというデザインがかっこいいなと思ったのがきっかけで、購入しました。ラミーの万年筆には様々なカラータイプの製品がありますし、ペン先がシルバーカラーのものが多いのですが、これはボディーからペン先まで全部ブラックなんです。
万年筆特有の描き心地
万年筆は、筆圧によって生まれる線が違うので、絵を描くような感覚で描くことができ、その描き心地が気に入っています。
ものづくりに携わる立場として、やはりデジタルの設計ツールでは感じられない、自分の手から作り出すという感覚がとても大事だと思います。
インクの色は、ブルーブラック
また、インクの色にもこだわりがあります。
黒だと少し強すぎる感じがして、かといって青を使うと色の主張が強くなりすぎてしまうので、その中間くらいの、このブルーブラックが気に入っています。
この色見だと、鉛筆のようなやわらかさがあるんです。
お勧めは、設計の業務に慣れてきた人
本当に初めの段階で万年筆を使うのは、値段もありますし普段使い慣れていない分、ハードルがあると思います。
しかしお客様によっては、設計職の持ち物を気にして見ている人も結構いると思うんです。
そういう時に、なんでもないペンを使っているより、自分のこだわりがある道具を使っていれば、そこから会話が生まれたりもします。またお客様に、自分のスタイルやこだわりがあるという事を知ってもらうことも大事だと個人的には思っています。