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2020.09.01

【リノベスポット】かつての金融街を活性化させる・日本橋兜町『K5』

【リノベスポット】かつての金融街を活性化させる・日本橋兜町『K5』

明治時代以降、証券・金融の街として栄えた日本橋兜町。
平和不動産株式会社が手がける「日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクト」の第1段として今年2月にオープンしたマイクロ複合施設『K5』
訪れたのはオープン直後なので少し時間差にはなりますが、レポートしていきたいと思います!

重厚感のあるエントランス


『K5』は築97年の国内初の銀行をリノベーションした飲食とホテルからなる複合施設です。コンクリートの外貨からその重厚さと空気感がどしどし伝わってきます。。

床のタイルは当時のパーケットフローリングを模したタイル貼り。
The Seiryu Hotel Kyoto Kiyomizuの階段でも同じ手法が見られました。既存の建築・空間をリスペクトし、そこにかつてあった過去のデザインを現代の手法で蘇らせるのは、新築ではできないリノベならではのテクニックですね。

シンプルながらダイナミックな客室!


今回泊まったのは「Studio Loft Floor」の部屋。
建物の最上階に位置する部屋で、通常のホテル客室にはない4.5mの天井高が特徴的です。
このデザインを実現できるのもリノベならでは。

 

床は玄関と水回りを除いてグレーのカーペット敷き。
壁は木調の化粧板貼りで、天井は白塗装と基本はシンプルですが、
ベッドヘッドにあるフルハイトの造作家具、窓際のシアカーテン、ベッド上の特大提灯ペンダントが雰囲気をつくっています。

 


写真はすべてiPhone11で撮影したのですが、カメラが精度が良すぎてまるで竣工写真のようなパキッと感。笑
宿泊レポートならではの生っぽさが伝わりませんが、ちゃんと泊まっています。笑

すべての部屋にレコードプレイヤーが備わっており、1日の時間帯に合わせたレコードを選んで聴くことができます。正直、これだけでしばらく遊べました。笑

客室前の共用通路。
歴史ある躯体を活かしつつ、和と北欧を融合したテイストで統一されています。

 

メインレストランはあの人気レストランの姉妹店

ディナーはエントランス横のレストラン『caveman』へ。
目黒のインテリア通りに面したイノベーションレストラン『kabi』の姉妹店です。独創的な料理をナチュラルワインと合わせていただきました。

 

Brooklyn Brewery世界初のフラッグシップ『B』

地下にはBrooklyn Breweryの世界初のフラッグシップ『B』
Brooklyn Breweryの多種多様なビールをタップ出しの生ビールとして楽しめます。

 

ひとフロアの上のcavemanやホテル客室と比べると、『B』内装は躯体表しにした荒々しい仕上げ。ソファバックの唯一仕上げられた壁面に既視感があるなと思ったら、昨年泊まった Moxy NYC Times Square とほぼそっくりでした。


必要以上に壁から生えた無数のフックと、客室のファシリティはすべてそこに引っ掛けてインテリアにしてしまうポップでかわいいデザインが特徴的です。

館内には他にもこんな場所が。

今回は時間的な都合もあり行けませんでしたが、館内には図書感とバーが一体化したサロン『Ao』もあります。
赤い空間なのに屋号は青。。
プロデュースは新宿ゴールデン街の人気店『OPEN BOOK』の田中開氏。作家・田中小実昌氏のお孫さんで、絶品レモンサワーが人気です。

まとめ

ここ『K5』を皮切りに始まった「日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクト」。
その第2弾も近日中にレポートしますのでお楽しみに!!

 

筆者紹介:hayato nozawa

インテリアデザイナー/ミーハー心を満たすために日々生きてます。楽観主義。ドポジティブ。寄り道が趣味。

筆者のinstagramはこちら

 

 


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