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2020.03.03

リノベーションのシゴトとは? 設計職や施工管理職などのシゴト内容を拝見

リノベーション設計職のシゴト内容とは?

リノベーションのシゴトと一言でいっても設計職から施工管理、施工職など幅広くあります。同じリノベーション設計職でも働く業態によってシゴト内容はかわるでしょう。
今回はリノベーション会社やハウスメーカー、設計会社におけるリノベーション設計職の特徴や違いを比較してお伝えします。またリノベーション設計職と密接に関わる施工管理職、インテリアデザイナー職についてのシゴト内容についてもご紹介いたします。

 

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そもそも設計職とは?

設計職とはお客様からの希望に対してアイデアを出し、CADやVectorなどの設計ソフトを用いて、建築物の意匠や構造、設備を設定しながら形にする職の事をいいます。

デザインする対象となる建築物は様々で、住宅や学校、オフィスビル、病院、他多岐に渡ります。今回は特に中古物件を扱う、リノベーション設計職の仕事内容を調査しました。またハウスメーカー、設計会社、リノベーション会社それぞれの設計職を比較しました。

ハウスメーカーのリノベーション設計職

狭小住宅に強いハウスメーカーであるアイダ設計では、リノベーション事業も手がけています。設計部門の強みは、綿密なヒアリングと長年のノウハウで顧客のニーズをくみ取り最適なプランを提案、実現できる事です。顧客のライフスタイルに合わせ間取りや外観などのプランを練ってデザインを完成させ、着工に向け詳細な実施設計を行います。

また大手ハウスメーカーの住友林業は自然素材を利用し木材の質にこだわったリノベーション事業を展開中です。マンションの1室や1棟、あるいは戸建住宅、社宅、寮といったさまざまな物件を扱います。

メーカーによっては、「お客様とのお打ち合わせを行い基本設計までこなう担当」、「部材などを積算して見積もり算出まで行う担当」、「職人や材料の手配を行い現場管理を行う担当」など仕事内容が細分化されていている場合もあります。

設計会社のリノベーション設計職

設計会社のリノベーション設計職の特徴は、自由なアイデアで多角度から設計プランを提供する点です。デザイン面でクオリティや独自性を追求できる強みは他業種の設計職にはない特徴でしょう。
基本的な仕事内容はヒアリングやプランニングなど、他業種の設計職と変わりません。

異なる点としては設計会社は設計に特化しているため、あくまでもお客様とは設計契約を行う設計業務と、設計通りに工事が行われているかを管理する設計監理までの会社が多いです。このように、工事管理は含まないことが多いですが現場での施工会社との連携する能力はひつようとなってきます。

リノベーション会社の設計職

リノベーション会社では顧客営業や物件調達、設計プラン作成、施工までをワンストップで実施する業態も多いです。その業態では、業務内容は社内の関連部門との連携、営業や施工との打ち合わせなど幅広くなるのが特徴です。
建築基準法などの法令も押さえつつ、お客様のライフスタイルに合う住まいをプロデュースします。
その他には、物件を自社で購入してリノベーション後に販売する「再販リノベーション」を行っている会社の設計職は、あくまでも自社のパターンや企画に沿って設計を行い、施工管理まで行います。顧客との調整がない分スピーディーに完工まで行う能力を求められます。

リノベーション会社や設計会社、ハウスメーカーなど、建築系の会社全般で仕事上設計職と関わりが強いのが施工管理職です。

特にリノベーション会社では、工事を円滑に進行するため設計職と施工管理職との連携が必須になります。ここではリノベーション会社と他業種での施工管理職の役割の違いを調査しました。

細分化されつつあるリノベ業務

一人当たりの業務範囲の広さが特徴のリノベーション業界。昨今の業界拡大に伴い、業務の幅は元々分業化していたハウスメーカー系のリノベーション会社や、規模が拡大されつつあるリノベーション企業を中心に細分化されつつあります。

リノベーションでの施工管理職

施工管理職の仕事内容は、計画や手順に沿って円滑かつ安全に工事を進行させるためのマネジメント全般です。工程計画や安全方針の策定、材料発注や品質監理、人員管理なども行ないます。

リノベーションにおけ施工管理職の特徴としてあげられるのは、既存部分を活かして工事を行う点です。
例えば、スケルトンと呼ばれる解体作業では既存の配管、配線などにも配慮しなければなりません。新築の施工管理職とは違い、一部を残し、一部は刷新するという舵取りが求められ、一部は解体後でないと決められないことも発生するため、工事中の柔軟性も必要です。
他にも、コミュニケーションが多く求められる点も他業種の施工管理職と異なる点です。
例えば土木工事の施工管理職の仕事内容は道路舗装、一般道路の建設、下水道工事で顧客対応が少ないですが、マンションリノベーションの施工現場では、近く在宅されている近隣住人がいることも多く、周辺近所への挨拶回りや素早いトラブル対応も必要となります。場合によっては、顧客対応などコミュニケーションも業務の1つとして行ないます。

リノベーションでのインテリアコーディネーター

満足度の高い住まいに欠かせないのが家具やカーテンなどのインテリアです。

また、上記でも出てきた再販リノベーションであってもインテリアを入れた姿を作り、より生活空間をイメージできるようにスタイリングを行うホームステージングなど、新しいサービスも出てきています。
この分野はまだ自社で選任でスタッフを置いている企業は少数かと思いますが、今後求められる職種かと思います。

まとめ

今後、リノベーション業界でも業界規模の拡大に伴い、職種の分業化が進むことが予想されます。
しかしながら、他業種と比べ特に、設計職と施工管理職、インテリアコーディネーターともに、現場にてやり取りする機会が多く、それぞれの連携が求められます。多岐にわたるスキルを培っていることにより活躍の場は広がると思われます。