皆さん、こんにちは!
今回は金沢の仏教哲学者、鈴木大拙の考えや足跡を伝えることにより、来館者自らが思索する場所として利用することを目的につくられた『鈴木大拙館』に行ってきました。
『鈴木大拙の世界を表現した建築』を見ていきましょう。
鈴木大拙館 とは?
2011年に谷口吉生による設計で建てられた鈴木大拙館は、敷地の特長である小立野台地から続く斜面緑地を背景に、石垣や水景などによって金沢を象徴する景観を想像すると同時に、鈴木大拙の世界観を展開していくことを設計の基本方針としてつくられています。
鈴木大拙館 にはどうやって行くの?
JR金沢駅からバスで移動し「本多町」下車徒歩約4分の場所にあります。近くには観光スポットとして有名な「兼六園」や「金沢21世紀美術館」などがあるエリアです。
現地に到着
鈴木大拙館エントランスです。谷口吉生設計の特徴である水平・垂直の美しさの始まりです。
期待感を煽る内部回廊
館内に入り受付を過ぎると展示空間へと続く内部回廊に迎えられます。
緊張感のある空間がこの後に続く空間への期待感をあげてくれます。
展示空間を抜けた先の水鏡の庭
撮影禁止の展示空間を過ぎると、いよいよ「水鏡の庭」に辿り着きます。
外部回廊から望む水盤の美しさに目を奪われると同時にゆっくりと時間が流れているような空間にいつまでも居られるような感覚になります。
水面を見つめていると、時折ポコポコと水底から空気が出てくる仕組みになっていて、静かな水面に波紋が広がっていく様子はとても美しいです。
最後に訪れる思索空間
外部回廊から見て回った最後に訪れるのが思索空間棟です。
内部には椅子があって、そこから水鏡の庭を一望できます。
ディティールを少し
建築家、谷口吉生の凄さが分かるディティールを最後に少し。
思索空間棟の屋根。凄く綺麗でカッコいいです。
水鏡の庭の水面が綺麗に見えるのは、壁に直接水が当たらないようにしているからではないかと思います。流石です。
いかがでしたでしょうか。
水面を見つめてゆったり流れる静かな時間を体感しに是非、行ってみてください。