• pinterest
 
 
閉じる
  • facebook
  • twitter
2021.05.25

クロスの種類が多すぎる!!クロスの種類を徹底解説!

クロスの種類が多すぎる...!まずは素材別を整理をしよう!

「~この記事でわかること~」

■クロスの基礎はビニールクロス
■機能付きを探すならビニールクロス
■高級・ナチュラル志向は紙クロス・織物クロス
■漆喰・珪藻土への憧れは無機質系クロス
■実はあるんです印刷じゃない木質系クロス


 

以前の記事で壁の仕上げの種類について書いているのですが、読んでいただいてますか?
リノベーションで用いる仕上げをいくつかご紹介しているのですが、今回はその中でも特に需要が多い『クロス』について深掘りしてみたいと思います!

クロスと言っても本当に種類・柄・色が無数にあるので、まずは主な素材別のクロスの種類をみていきましょう!

①ビニールクロス

説明の必要はないかもしれませんが、一般に流通している多くのクロスがビニールクロスです。ビニールクロスは、塩化ビニール樹脂などを主な材料とするビニールシートに紙を貼り付けたクロスです。

【特徴】
◆品質や生産が安定し、安い価格から選べる
◆色や柄などの種類が豊富
◆表面加工も出来、凹凸のあるエンボス加工や発泡など表情も様々
機能付きクロスも豊富
◆他のクロスに比べお手入れしやすい
◆アレルギー対策には向かない

近年はレンガ調・塗装調・木目調・コンクリート調などより本物に近いフェイククロスも増えていて、メンテナンスやコストなどの面からも人気です!

〜ビニールクロスにある機能付きって何?〜

先に述べたように、ビニールクロスの特徴に機能付きがあります。
素材や柄などだけでなく機能でもクロスを剪定するのもひとつです!
機能付きクロスの種類も簡単にご説明しておきます。

機 能特 徴
防汚・抗菌表面に特殊フィルムを施し、汚れが付きにくく・汚れを落とし易い。
表面に抗菌剤を使用した抗菌効果とセットになっている商品が多い。
消臭表面に消臭剤が加工してあり、臭気ガスに反応して吸着し消臭効果が得られる。
耐久・表面強化破れにくい強度を持ち、特殊強化フィルムを表面に施して、キズが付きにくく摩擦に強い
調湿室内の湿度に応じて、湿気(水分)を吸放湿し、快適な湿度に近づける。(防カビにも効果的)
防カビ表面加工によってカビの付着を予防する。
蓄光照明や自然光の光を蓄えて消灯後に約20分発光

②紙クロス

引用元:サンゲツ HP

主に木材を原料としたパルプに樹脂などを塗布・含浸し強度を持たせたクロスで、日本に古くからある和紙など非木材のタイプもあります。

【特徴】
◆環境や健康に優しい
◆吸音・吸湿性がある
◆価格はやや高め
◆ビニールクロスに比べ薄い為、下地を拾いやすい
◆摩擦や水に弱い

色や柄も華やかで、こだわりを持って選ばれるお客様も多いかと思います。ただ、輸入クロスを使用する場合は注意も必要なので、特に海外から仕入れる場合は選定・発注の際は下記に気をつけ、しっかり調べてから選定を行いましょう!場合によっては他の注意点もある可能性もあります。

規格寸法:幅などが日本の規格と異なります。必ず確認しましょう。
納期:輸送に時間がかかり、伸びる可能性もあります。余裕をみて発注が必要。
在庫:ネットに在庫数の記載があっても異なる場合がある為、メールや電話で発注前に在庫を確認をしましょう。
発注量:海外製&輸送または施工時のミス等で傷や汚れ・破損がある可能性もあります。予備分を十分にみた量で発注をするのが安全です。

③織物クロス

引用元:サンゲツ HP

織物で作られるクロスで、木綿・シルク・麻など自然素材を使ったタイプ、レーヨン・ポリエステルなど化学繊維を組み合わせる不織布

【特徴】
◆通気性・調湿性に優れている
◆高級感がある
◆価格は高め
◆破れにくい
◆織物の細かい凹凸がある為、埃が付きやすい

④無機質系クロス

引用元:サンゲツ HP

「珪藻土壁紙」「漆喰壁紙」が無機質系クロスの代表で、土や石・セラミック・ガラス繊維を主な原料としたクロスです。
塗り壁にしたいけどコストや手間が…と言うお客様にオススメです!

【特徴】
◆防火性に優れている
◆ザラザラなど独特の質感や表情がある
◆ビニールクロスに比べ薄い為、下地を拾いやすい
◆摩擦や水に弱い

⑤木質系クロス

引用元:サンゲツ HP

木質系クロスは大きく分けると「銘木シート」「コルクシート」に分けられ、薄くスライスした天然木やコルクに紙やアルミを裏打ちしたクロスです。
腰壁やアクセント壁にオススメです!

【特徴】
◆通気性・調湿性に優れている
◆高級感がある
◆価格は高め

その他、「黒板クロス」「マグネットクロス」「プロジェクター用クロス」など他にも様々な機能や用途のクロスもあるので、主要メーカーなどのカタログなども見てみて下さい!また、防炎・防火はもちろんのこと、品質規格のマークにも意識してより安心な住まいを心掛けてみましょう。