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2021.05.27

デザインの始め方~「アウトドア趣味なんですけど」から始まるリノベデザイン~

デザインの始め方「アウトドア趣味なんですけど」

~この記事でわかること~

  • アウトドア用品の収納スペースを作る上でのコツ
  • アウトドアな雰囲気に合う仕上げ材
  • おうちの中でもアウトドアを楽むアイディア

コロナの影響もあって、最近キャンプなどアウトドアにハマる人が増えてきています。更におうちでもアウトドア要素を取り入れたい・アウトドアをしている雰囲気を出したい。という要望も増えてきています。今回はアウトドアが趣味な人の為のリノベーションの工夫を紹介します。

アウトドア好きの為の収納スペースの設け方

一概にアウトドアと言ってもキャンプ、サーフィン、スノーボードなど様々ですが、アウトドアが趣味なお客様の要望で一番多い事は、「アウトドア用品を収納するスペースを確保して欲しい。」です。私もキャンプや釣りが好きなのですが、とにかく道具が多い。なおかつ外で使うので、家の中に入れたくないのです。既成のマンションや戸建てだとなかなかアウトドア用の収納スペースが確保できません。リノベーションはアウトドア用品に合わせた収納スペースを確保できるので、アウトドア好きにはピッタリです。

ではどこに収納場所を設けるかというと、一番多い場所が「土間」です。

アウトドア用品はメンテナンスをするものを多いので、ただ出し入れのしやすい収納場所を確保するだけではなく、メンテナンススペースも提案してみてください。基本的には外で使う道具なので、近くに洗面台を設け、土間から洗面台への導線の確保、または土間に水栓を設けると、よりアウトドア用品のメンテナンスが楽になります。

また、スノーボードやサーフボード、釣竿など長くてかさばる道具はどこかの部屋や土間の天井を低くし、その天井裏部分にスノーボード等を収納するスペースを作ると空間の有効活用ができます。小上がりを設け、その下に収納スペースを作るのも一つの手ですね。

内装にもアウトドアを取り入れてみよう

おうちでもアウトドアの雰囲気を楽しみたい!というお客様も増えてきています。ではどう取り入れるかなのですが、アウトドアの雰囲気と言っても色々ありますので、まずはお客様におうちの中でどの様な雰囲気を楽しみたいのかヒアリングしてみてください。仕上げ材を用いてアウトドアライクな雰囲気を出したい場合は、コンクリート剥き出しに古材タイルを取り入れるなど、ウッディな雰囲気を取り入れると、グッとアウトドア感が増します。

また先ほどアウトドア用品の収納のお話をしましたが、サーフボードなどは敢えて壁に立てかけ、インテリアの一部とするのもおすすめです。その場合、壁はラステックな板材を用いるとサーフボードの雰囲気に合いそうですね。

おうちの中でもアウトドアを楽しもう!

内装でアウトドアライクな雰囲気を取り入れるだけでなく、リビングにインナーバルコニーを大きめに作り、アウトドアチェアやハンモックを設置する事で、おうちの中にいながらアウトドア感覚を得ることもできます。アウトドア趣味だけれど、おうちでも楽しみたい。という人にはピッタリです。おうちの中にいながら非日常的な空間が出来上がります。ここではほんの一例を挙げました。他にもおうちへのアウトドアの取り入れ方は色々あるので、先輩や同僚に聞いてきましょう。