この記事のポイント!
- 段差をつけて空間を区切ろう!
- 素材を変えてゾーニングをしよう!
- 一時的に空間を区切りたい場合はカーテンなどを利用しよう!
- ガラスの間仕切りも活用しよう!
空間を区切る方法は間仕切り壁だけではありません。
壁で空間を区切る場合、個室として密室性は保たれますが、開放感がなくなってしまったり、重々しくなってしまいます。
また、壁で区切るまででもないが、空間をゾーニングしたい、のっぺりした平面にアクセントをつけたいと思った事はありませんか。
今回はそのような場合の解決方法を何点か紹介します。
是非活用してみてください!
目次
①段差をつける
まず一つ目が段差をつけて空間を区切る方法です。
その中でもよく用いられるものが小上がりです。リビングの一角に作る事が多いのですが、段差を付けることで空間に立体感が生まれ、空間内でメリハリが出ます。また、壁を設けない為、視線を遮ることなく広さと開放感を確保することが出来ます。
段差をつくる事で生まれる空間には収納を設ける事ができ、空間を有効活用できます。
段差は床以外にも用いることが出来ます。空間の用途に応じて天井に段差を設ける場合もあります。
②素材を変える
床材や壁材を変える事で空間を区切る場合もあります。
よくある事例が、リビングとキッチンで床材を貼り分けるパターンです。
リビングはくつろぐ場、キッチンは料理をする動の場という様に空間の役割が違います。壁を作ると動線の邪魔になる、段差をつけるとつまずく危険性がある等の場合、床材を貼り分けてはいかがでしょうか。
キッチンは塩ビタイル、リビングはフローリング等に貼り分ける事で同じ空間でありながらも視覚的に空間を分けることが出来ます。
さらに、キッチンとリビングでは使用用途が異なる為、適している床材も異なります。貼り分ける事で、使用用途にあった床材を使用することができるのもメリットの一つです。
③カーテン・スライドディングウォールを用いる。
シチュエーションに応じて一時的に空間を区切りたい場合、カーテンやスライディングウォールを使用する場合もあります。
例えば、リビングとベッドルームを併設する場合、普段はベッドルームも合わせて広々としして使用し、来客が来るときのみベッドルームを隠したい。なんて事はありませんか。
リビングとベッドルームの間にカーテンやスライディングウォールを設ける事があります。
来客が来るときのみカーテンやスライディングウォールで空間を仕切り、プライベートスペースとパブリックスペースを作りあげる事が可能です。
④ガラスの間仕切りにする。
段差や素材によって空間を区切るのではなく、間仕切りで空間を区切りたい。けれども視線を遮るのはイヤという場合はガラス間仕切りという方法もあります。
ガラスなので視線の抜け感はそのままで、空間をきちんと区切ることができ、空間にメリハリが生まれます。
間仕切り壁と違って採光を遮る事もないので、部屋が暗くなってしまう心配もありません。
また、ガラスの間仕切りがお部屋のアクセントにもなります。
ガラスのデザインやフレームの材料・色を変えることでナチュラルテイストからスタイリッシュまでどんなテイストにも馴染み、おしゃれな部屋の完成です。ガラス間仕切りを設計する際は桟の太さによってイメージが変わるので注意が必要です。