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2020.12.25

マンションリノベの電気配線図〜基礎編〜

この記事のポイント!

  • 電気配線図=電気工事に関する計画図
  • 記号の理解が第一歩
  • 弱電の1次飛び込み位置も忘れずに記入
  • 既存利用箇所は分かるように明記
  • 天井露出配管の経路は図面に落として計画を!

マンションリノベでは間取りや仕上げ,住宅設備など多くのことを打ち合わせで決めていきますが、『電気配線計画』もそのうちの一つです。

 

設計・デザイナーの中でも電気関係は苦手と言う方が少なくない印象です。
特にリノベーションでは既存利用やマンション特有の決まり事などがあり、ちょっと複雑なケースも多いんです。

そこで今回は『電気配線計画』の基本となる『電気配線図』をみていきましょう!

電気配線図とは?

電気配線図とは、
スイッチやコンセント,照明など電気工事に関係する計画を書いた図面です。

 

ここでは『電気配線図』と呼んでいきますが、「電気設備図」「配線平面図」「屋内配線図」「電気計画図」などとも呼ばれています。


【主に記入する内容】
◆分電盤
◆スイッチ
◆コンセント
◆照明
◆換気扇
◆給湯器(リモコン含む)
◆弱電
・TV(1次含む)
・電話(1次含む)
・インターネット
・インターホン
・火災報知器(警報機)

 

【マンションリノベ特有事項】
上記の主な記入内容にプラスして、マンションリノベならではの記載した方が良い特記事項がいくつかあります。

◆弱電1次飛び込み位置
◆既存利用箇所
◆天井露出配管経路


会社によっては複数枚に分けたり、天井伏図に書いたり、給排水設備と一緒にしたりそれぞれのルールがあるかと思いますので、分からない場合は先輩に確認しましょう!

電気配線図の記号ってなに?

電気配線図にはそれぞれ記号で図面に書き込みます。

会社の図面雛形によって記号の表記も違いはあるかと思いますが、一例として参考にしてみて下さい。
スイッチやコンセント、特に照明は他にも種類はたくさんあります。

種類記号 
分電盤
スイッチ

コンセント





照明

換気扇

給湯器

TVコンセント
電話コンセント
インターネット
インターホン
火災報知器

弱電1次飛び込み位置とは?

弱電(特に電話・TV・オートロック式インターホン・連動式自動火災報知器・警報機)はマンション全体のシムテムで、
木の幹のように大元の配線=1次配線から各住戸に枝=2次配線として送られてきています。

 

リノベーション工事の際はもちろんですが、引き渡し後のメンテナンス時に重要になるため、1次飛び込み位置を図面に印しておきましょう!

 

また、1次飛び込み位置にある電話ジャックやTVコンセントを再度設ける場合(または既存利用する場合)はいいのですが、設置場所を変更する場合は壁で閉じてしまわずに点検口を設けましょう!

コンセント同じデザインでプレートのみの商品を出しているメーカーも多いので、ダミーのプレートを設けるのもオススメです。

既存利用箇所を使う場合も?

リノベーションの計画によっては電気設備も既存利用をする場合もあるかと思います。

その場合は、新設なのか既存利用なのかの区分をしっかり図面に示しておきましょう!

色で分けるのも一つですが、現場側はモノクロ印刷だったりコピーの場合もあるので、文字でも記入することをオススメします。

天井露出配管とは?

リノベーションで躯体現しを仕上げとする壁や天井を計画することもあるかと思います。
今回は天井を躯体現しにした場合です。

(壁を躯体現しにする場合は展開図等の詳細図で特記・指示することをオススメします

その場合、天井に設置する器具(照明・連動式火災報知器等)の配線は鉄管を通して施工しますのでルートを記載しておきましょう。

 

まずは基本の “き” をみてきましたが、少しは電気配線図のことが理解できたでしょうか?
電気配線は床・壁・天井下地の前に工事を行うのでやり直しが効かないと思って、しっかり事前に計画を立てましょう!

また、解体をしてみて分かること・見えてくる部分もあるので、解体確認の際は計画に変更が生じないかしっかり電気業者や工務店と確認を取りましょう!