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株式会社滝ケ原クラフトアンドステイは、2020年7月14日(火)に開業した宿泊施設「Takigahara Craft&Stay」(石川県小松市滝ケ原)全客室の予約をスタート致しました。
8年前に石川県小松市日用町の自然の苔庭を訪れ、再生して、北陸古民家再生機構を作る以前から富山、福井の北陸三県に良く行きました。その後小松市滝ヶ原に140年前の古い農家の建物を購入して、農業生産法人滝ヶ原ファームやTakigahara Cafeを作って来ました。それから、旧坂本邸を分けていただき、此処に滝ヶ原クラフトアンドステイとして、アーティストやデザイナーや全ての人が泊まることが出来るホステルを作りました。
これからはローカルな時代になって、田舎でも働いて行くことができるようになって来ます。静かに自然の苔庭を眺めて、自然の中に身を置き、新しい社会を作って行こうと考えています。
皆様も是非滝ヶ原クラフトアンドステイにいらっしゃって下さい。
苔の思想
Moss Philosophy
吉野杉、北山杉と並び称される、加賀藩の杉林、日用杉の杜が有り、代々その杜を守ってた林業に従事されていた家の古民家が七軒ほど有りました。その古民家は見事な杉を使って建てられていました。また日用神社の廻りには杉の森と同じぐらいに美しい、自然の苔庭が有りました。天然の苔庭は日本で一番大きな庭で、苔の種類も多く、魅せられました。古民家の縁側から苔庭を眺めていると、何ともいえぬ感傷がこみ上げて来ました。考えるに、日本人はこうした苔庭が古来から大好きで、芝生の庭とは全く違った苔庭の深く、感傷的な光を大切にして、日本人の叡智はここが原点ではないかとすら思う様になりました。
都会に住む我々が地元の人々と色々な動きを起こし、世界中に開放する。残された古民家と苔庭は守って行かなければ行けないと強く感じました。それも其の良さを地元の人にも再認識していただきながら、更に発展し、守っていかなければならないと思います。そしてそれを守るだけでなく、ここを基本に、更に未来に向けて、日本の苔庭と杉林の杜でものを考える、と言う事を始めたいと思います。
苔と杉と古民家と山菜。里山の生活をそっと残しておくとともに、現代の深いところで影響力を持たせて行きたい。
黒﨑輝男
TAKIGAHARA CRAFT&STAY
古と新。 伝統と現代。築100年の古民家を改装し、デザイン愛好家の楽園に改装。ザハ・ハディッド、 アキッレ・カスティリオーニ、エーロ・サーリネン、ジャスパー モリソンらの家具が空間を満たしています。敷地内にあるクラフト工房では、地元の職人が木地を挽いたり、漆器を制作しています。滝ヶ原石の採石、九谷焼、炭焼き、紙すき。この地域には北陸の工芸文化と手仕事の生活文化が今も尚引き継がれています。
各客室タイプのご紹介
◎ Director’s Suite
クイーンサイズのベッドにバンクベッドが2台。ご家族、カップル、気の置けない友達との宿泊に最適。TAKIGAHARA CRAFT&STAYで最も眺望のいいお部屋で、自然の光と緑豊かな山々を感じることができます。
◎ Band Room
バンクベッドが4台あり、最大4名まで宿泊可能なプライヴェートルームです。デスクスペースもあり、歌詞も書けます。仲間やご家族連れにぴったりのお部屋です。
◎ Bunk Bed Room
16台のバンクベッドを備えた男女共用の部屋です。もっともリーズナブルな価格で泊まれ、より多くの旅行者に接する機会のある部屋です。カーテンで仕切ることでプライヴァシーを保てます。ライトと電源、室内にはテーブルもあります。
Takigahara-cho, Komatsu-shi, TA-4, Ishikawa-ken, 923-0335
HP: craftandstay.com/
TAKIGAHARA FARM
Cultivate to Culture. すべては耕すことから始まる。TAKIGAHARA FARMは、古民家を改修し誕生したファームハウス。今も尚昔の里山の風景を残し、農村文化を維持してきた滝ヶ原町。米や野菜を自給し、隣人と助け合い生きる姿勢は、私たちに多くのことを気づかせてくれます。130 年の歴史を誇るこの建物は、元来百姓の家でした。今は町内外の人々の交流の場として、そして私たちが生活を送るホームベースとして、新たな時間を刻んでいます。
TAKIGAHARA CAFÉ
自然豊かな山の麓で育った、採れたての野菜の旬を感じながら頂く。滝ヶ原産のそば粉を使ったガレットを中心に、近隣で採れた野菜の美味しさを楽しむサラダやスープをご用意しています。 手づくりシロップを使った季節のジュースや、摘みたてのハーブティーの美味しさは格別です。 日々の生活や、先人の知恵、生産者との交流を通して変化していくメニュー。さまざまな人が集い、美味しい、楽しい、面白い「食」を皆さまに届けます。
TAKIGAHARA HOUSE Airbnb
築80 年の石蔵を改装し、誕生した。 採石と農村、滝ヶ原町の文化を象徴する建物です。 滝ヶ原町の人口は僅か170 人。 その先端に位置し、鞍掛山の麓にひっそり佇む1組限定の宿泊施設となっています。Life with Farm. 畑のある暮らし。 滞在し、土に触れたり、山を歩いたり、ゆっくり深呼吸するだけでも気持ちの良く、日々の喧噪を忘れ、野に良くする健やかな心を思い出してみてはいかがでしょうか。
MOSS BAR
旧坂本邸の中庭にあった土蔵を改装して世界中のナチュラルワインを楽しめるbar&loung。 1Fにはおすすめワインを数百本ストックし、北陸の日本酒、ジャパニーズウィスキーをカウンターを囲みながらお楽しみ頂けます。 2階のラウンジではお気に入りのアナログレコードを聴きながら、ゆっくりと寛げる空間をご用意しております。
KYU : URUSHI
古来より愛されてきた漆器は、木地師が木を挽き、塗師が漆を塗って完成します。その昔、木地師は、山々を渡り歩き、挽物の器をつくって生活していました。工房「九(kyu)」では、職人が「カンナ」と呼ばれる刃物を巧みに使い、自然の木から一つ一つ美しい器を生み出す木地師の手仕事をご覧いただけます。また、山中、越前、輪島など漆器産地に近いロケーションを生かし、熟練の職人や活躍する作家、アーティストとつながる「漆のコンシェルジュ」として、オリジナルの器制作、漆器のお直し、漆による焼物の修復「金継(きんつぎ)」のご相談も賜ります。