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2020.07.02

【スキルアップ】現場で漏水発生!? まず何する?

みなさま…おつかれさまです…
漏水」…ご経験のある方は、この文字を見るだけで背筋がビクっと跳ねるか、冷や汗が止まらなくなってしまい、ドッと疲れてしまいますよね…。

過剰に聞こえるかもしれませんが、

それくらい怖いものだと思って、対応していただきたいものが…《《 漏水 》》です!!

今回は、マンションリノベーションで漏水が発生した際の基本知識と対応のお話です。

どうして漏水したの?

まず最初に抑えておくことは、漏水する原因です。
過去に起きた漏水事例を知ることが漏水対応の迅速な初期動作につながります。

<漏水事例>

    • 解体時の止水不備(配管や給湯タンク等の残水)
    • 在来浴室の防水層の損傷・劣化
    • 給水給湯管や排水管の損傷・劣化
    • オーバーフロー(排水が排水口からあふれでる現象)による浸水
    • 排水トラップの継ぎ手のゆるみ
    • 既存利用設備の欠陥・損傷(既存利用のガス式床暖房の配管など)

特に既存利用設備の欠陥については、施工範囲外につき見落としがちです。
施工後に発覚すると責任の所在も不透明になるため、着工前に設備不良がないか確認しましょう。

漏水を防ぐためにしていること、知っていますか?

基礎知識として、漏水を防ぐために設備業者や現場監督が確認している設備検査内容を把握しておきましょう。

確認不足や施工不備による原因を未然に防ぐことが当たり前のことですが、当たり前に大事なことです。


検査項目
対象内容
通水試験給水管・給湯管・ペアチューブ通水して目視で漏水がないか確認
水圧検査給水管・給湯管・ペアチューブ配管欠損による水圧低下がないか確認
同時排水試験システムキッチン・ユニットバス・洗面器などの給排水設備複数の設備から同時排水し、オーバーフローがないか確認
水張り試験在来工法浴室
24時間以上経過後に水漏れによる水位の低下がないか床面に水を張る。
継ぎ確認排水トラップ継ぎ手部分排水トラップの締め付け確認し、15分以上通水して目視や触診で確認

さらに検査方法の詳細を知りたい際は、リノベーション推進協議会のR1検査ガイドブック(>>こちら)を参照してみてください。

設備業者の検査以外でも都度の現場確認でも漏水跡がないか、竣工確認検査で同時排水試験をする等、監理者としてできるダブルチェックに努めましょう。

漏水発生時の初期動作

漏水発生した際の最も大事なことは初期動作です。
発生確認してすぐに迅速に対応することで、被害が拡大することを防いでいきましょう。

<初期動作の一例>
1)漏水発生の連絡を受ける(漏水箇所と状況を確認しておく)
2)現場監督に設備屋とともに現場直行してもらうように依頼
3)自身も現場の被害状況を確認するため、できる限り早く現場に直行する
4)現場にて漏水箇所の応急処置をする(原因により設備業者の対応)
※すでに現場に職人がいる場合は、応急処置の指示をする[ 応急処置グッズ ]
・紙オムツ(あればLサイズ)
・バケツ
・タオル※施工工程や漏水状況による5)漏水箇所の写真を撮る
6)直下の階に訪問し、漏水した旨をお伝えし、可能であれば室内を確認させてもらう。
※不在の場合や立ち入りを断られた場合は、1週間程度天井や壁回りに水がしみ出てきたり、仕上げがふやけた跡がでていたらご連絡いただけるようにお願いする。7)管理会社(または管理組合)に、早期に状況報告。

自主責任で管理する戸建てと異なり、マンションリノベーションは、他の居住者様や管理会社を巻き込む可能性があります。

下階に影響がある可能性が高い場合は、先方からの連絡がくる前に、誠意をもって早めに状況を報告しましょう。

下階に被害がでてしまった時

さて、漏水の発生元は食い止めた、でも漏水被害で下階から出てしまった…(どうしよう…)と、頭を抱えずに、漏水の報告と謝罪とともに、カビなどの影響がでないうちに早めに補修工事の段取りをしましょう。

<下階の補修工事までにやること>

  • 漏水の原因報告と謝罪のお伺い
  • 居室内の漏水被害状況を確認する(特に天井付近は万遍なくみる)
  • 漏水箇所の写真を撮らせていただく
  • 補修工事の段取りを進めるため、居住者様と施工業者のスケジュール調整
  • 管理会社(または管理組合)に、進捗報告と工事申請を出す
  • お施主様に進捗報告

たまに被害外の箇所も含めて補修してもらえるように難癖つける方もいるので、その箇所が今回の漏水によるものかどうかを判断するためにも、現場監督や職人と共に早めに居室内確認をしてください。

施工範囲による漏水の場合は、一般的に工務店の建設工事保険での対応となります。

保険対象外の範囲に及ぶ場合は、施工業者と責任区分を確認して、工事費の負担を協議しましょう。

その他の原因の場合はどうする?

内装工事範囲外の漏水、例えば、躯体の劣化による漏水や暴風雨によって古いサッシから水が浸水する場合は、専有部外に起因する被害のため、基本的に補修対応は管理会社または管理組合が行うことになります。

(管理形態はマンションにより異なるので、マンションの管理先に連絡してください)

修繕工事前の築古のマンションですと、工事中に上階から漏水したという話もあります。

仕上げ工事前なら被害が少ないですが、竣工前だとつらいですね…

専有部外の箇所の漏水を発見したら、写真を撮り、管理会社や管理組合に即座に連絡をいれましょう。

 

漏水…できる限り出合いたくない状況です…
しかし漏水してしまった場合は、できる限り早く!を念頭に慌てずに対応していきましょう。

 

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